「野茨に からまる萩の さかりかな (芥川龍之介)」清澄な空に浮かぶ羊雲を追いかけながら文化のみちを歩いてみましょう。
 今回は、ガイドに密着して実際のモデルコースの「ものづくりの歴史を訪ねて」を、一味違う視点からの散策を楽しんでみました。
 コースの集合場所は市政資料館(8/4掲載)、ここは外観にも特徴を持つ建築で、じっくり堪能してください。
 さあ出発しましょう!この地域は、江戸時代から連綿と歴史を紡いで来た文化遺産の宝庫でもあります。「時代考察の今昔」「ものづくり」の歴史を辿る旅に出かけましょう。当会では「歩こう文化のみち(11/3)に、同コースを午前10時、11時にガイドします。(当日受付あり)

 市政資料館は「旧名古屋控訴院庁舎」ですので、館のすぐ前には裁判に必要な書類の代書をする人たちや弁護士が住んでいました。今も、司法書士や行政書士の看板が掲げられ、当時のままの建築が並んでいます。すぐ近くにある近代建築の粋を集めた「ウイルあいち」との対比も面白いと思います。

 次は主税町公園に歩を進めますと、ガイドから「主税町」これ何と読みますか?の質問に、一呼吸あっておもむろに(知っていた?)「ち・か・ら、まち」と心強い答えが返りました。ガイドの由来説明に「なるほど」と頷き、その時代に思いを馳せている様子でした。道路上にそびえる大木を避けて通る車に、道路拡張などの様子を想像しつつも、不思議な光景を見つめているのが印象的でした。

 次は町名の由来となった、江戸時代の勘定奉行「野呂瀬主税の屋敷跡」に建つ「主税町教会」です。明治20年に、この地方の最初の教会として建てられました。午後の散策でしたので、やや和らいできた陽射しにステンドグラスが綺麗に輝いていました。これも隠れた見所ですよ。

 次は白壁筋にある「文化のみち百花百草」、ここは重要文化財「百花百草図屏風(注1)」に因んで名付けられており、四季折々の花壇が見所です。(要入館料)

 旧豊田利三郎邸、文会書庫、「か茂免」などなど、名前と歴史を誇る建造物があり、ゆったり巡るには最適の町筋です。じっくり建物内部の観賞も乙なものですが、今回は外観を比較しながらゆっくり探索しました。旧豊田佐助邸は和洋設置型を実感し、橦木館(8/13掲載)では建物を庭からゆっくり眺め、秋の七草のハギやキキョウに季節を感じます。山吹谷公園の謂われに江戸時代を思い起し、二葉館では(8/25掲載)特徴のある瓦屋根や陽光に輝くステンドグラスを、角度を変えて見ると新たな発見があるのではないでしょうか。
当会では依頼ガイドも行っております、ガイドからお進み下さい。
注1: 田中訥言作、徳川美術館に寄贈(岡谷コレクション)

ガイドは市政資料館から・・・   歴史を見守り続けて
  陶磁器産業の歴史は・・   江戸の名残を残して
 庭からの観賞(佐助邸)  歴史を紡いで(か茂免)
   静かな佇まいの中で   秋の七草ハギ(橦木館)