芸術、スポーツ、読書、食欲等と、秋はそれぞれを十分満喫出来る好季でもあります。
 徳川園では今、茶室瑞龍亭へは秋の七草の一つ萩が、そのトンネルで風流に出迎えてくれ、内露地では七草が各々に楚々と咲いていますから是非探してみてください。また菖蒲田の脇では、紅白の彼岸花がこの時期を待ちかねたように華麗に咲き誇っています。彼岸近くになると間違いなく鮮やかな花をつける、自然の不思議さに驚かされます。彼岸花を前景に見る龍仙湖の風景も、穏やかな水面に流れる風とともに秋を感じさせてくれます。そして、里山では酔芙蓉が見事な彩りで時間の経過を教えてくれます。名前の謂われは、お酒を飲む人の顔色の変化から名付けられたようで、朝方の白からピンクへ・・濃いピンク、赤紫花へと変化し、楽しむことが出来ます。本来は1日花ですが、徳川園では日当たりの具合によって、一度にこれらの色を楽しむことが出来、圧巻です。近くではヤブランの群生も楽しめます。気づかずに通り過ぎてしまいますが、スダジイは熟して道の傍らで自己主張していますし、カリンの実も道行く人を優しく見つめています。
 地泉回遊式庭園の特徴でもありますが、歩きながら変化する景色をゆっくり堪能出来る庭園の散策、「秋のど真ん中」を楽しんでいただけると思いますよ。

CIMG8226萩のトンネル CIMG8232秋の七草3
       萩のトンネルをくぐると…           秋の七草 3種
CIMG6348酔芙蓉 CIMG8225サルスベリ
            酔芙蓉             サルスベリ
CIMG8235彼岸花 CIMG8238カリン
          彼岸花と柳と            里山のカリン