日本各地から色鮮やかな紅葉の便りが発信されますが、紅葉とは葉にとって散っていくための準備のようです。紅葉の盛りに、色づいた葉が、ハラハラと散る・・・その風情を「紅葉(もみじ)且つ散る」というのだそうです。 
 徳川園は、今、正にその姿が園内のあちこちで見られます。青空に透ける赤・橙・黄・緑・・・、そして複雑な色合いが人びとの目を楽しませ、思わず手に取ってしまうほどの鮮やかさです。

 そんな華やかな彩りの中、薄桃色の可憐な「子福桜」が花を付けていたり、サザンカや寒椿が遠慮がちに咲き始めました。立ち止まってゆっくり眺める人、家族写真を撮る人などなど、園内は夕暮れとともに賑わいを見せておりました。この日は、夜間開園(27日で終了)が開催され、老若男女が点灯の瞬間を待ちわびておりました。そして点灯されたほのかな灯りは幽玄の世界を作り出し、見事なまでの光のコラボレーションに感嘆の声が上がっていました。
 今年は瀬戸市立祖母懐小学校児童の「陶の灯り」の作品が温かく足元を照らしてくれていました。ホッと和む傍らで、一つひとつを鑑賞しながらの談笑される姿が、平穏と平和を象徴しているようで、とても印象的でした。

 昼夜を問わず湖面に描かれる芸術作品は、人びとを郷愁の世界へと誘ってくれます。園内各所で見られる照り映える照紅葉(てりもみじ)を眺めながら、去りゆく秋を楽しんで下さい。
 当会では、毎週金曜日13時から15時30分(受付は15時)定時ガイドを行っております。お気軽にお声かけ下さい。 

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    趣の薄紅葉     水との競演
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     自然の美   子福桜も一役かって
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   幽玄の世界へと    暖色の「陶の灯り」