梅雨の今ごろ咲くアガパンサスは、青色や白、紫など花弁が透き通るような鮮やかな色をし、行き通る人の目を楽しませてくれます。梅雨空からそっと射す陽ざしに、突然キラキラ輝く花々を探しながら散策してみました。
 人知れず道端でそっと咲く花、公園で遊ぶ子供たちに微笑みかけている花、垣根越しに話かけているような爽やかな花々に癒されながら散策をしました。
 けなげに咲く花々を見ていると、ふっと「雨にも負けず 風にも負けず・・」そんな詩のあったことを思いだし、生物の持つ強さに元気を貰いました。
  “そぼ降る雨”や“薄曇り”もまた独特の風情があり、歓迎してくれているようでした。ゆったり、まったりの散策はいかがでしょうか。

 今年はコロナ禍による新しい生活習慣にも馴染まざるを得ず、それに沿って生活しています。またウイルスの脅威、共存の難しさを実感さしつつ、仕方なく?「今だから出来ること」に注力すべきと理解し努めています。 
 こんなことを考えながら歩いていると、途中で出会った方の言葉が印象的でした。「いつもは自転車でさ〜と通り過ぎていましたが、テクテク歩くと今まで見えなかったものが見えてきて楽しいですね」と、ムクゲの花を眺めながら談笑しました。(もちろん新生活習慣を堅持して・・)単色のピンク、白、紫に、真っ赤な輪が花びらの底についている(俳句を詠む方に「底紅」というと教えていただきましたが)花など、垣根越しに自己主張していました。

 アジサイと同様、梅雨の花といわれる「アガパンサス(紫君子蘭)」も道路際で一際目立っています。明治時代に渡来した花のようで、ギリシャ語が語源だそうです。花全体が噴水のようにも見えますが、皆さんはどんなイメージを持たれるでしょうか?
 花壇脇ではホトトギスが楚々として咲き風に揺れていました。花弁の斑点が鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることから名付けられたそうです。花は星の形をしていると聞き、じっくり見てみました。

  次はサルスベリ「散れば咲き 散れば咲きして 百日紅(加賀千代女)」と詠われるように 約百日間つぎつぎと花を咲かせることが百日紅の名前の由来だそうです。一つ一つを丁寧に見ていくと新しい発見もあり、感動の連続でした。皆さんも是非「今だからできる」楽しみと少しの学びを見つけてください。(現代俳句歳時記、野の花・街の花、植物図鑑他)

  西洋では「愛の花」   色鮮やかに(ムクゲ)
   清楚なたたずまい  平安時代に渡来(ムクゲ)
  梅花甘茶(アジサイ)    野性味ある姿?!
 サルスベリ(猿滑とも書く)  垣根のアベリアは満開