「東区文化のみちガイドボランティアの会」が名古屋市東区「文化のみち」の魅力を紹介します

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徳川園のこのごろ

「目には青葉 山ほととぎす 初がつお(山口素堂)」と詠われるように、園内は今、「青モミジ(注1)」、スダジイ等の青葉、若葉で溢れています。つい先日まで、日向を求めて集ったのが嘘のように、強い陽射しを避けて木陰を求めるこの頃です。

 華やかさはないのですが、テイカカズラやマユミ・センダン・スダジイが可愛い花を付け、初春の鮮やかな彩りとは趣を変えた、優しい香りが道案内をしてくれています。

 大曽根の瀧の水音や川のせせらぎが、心を和ます空間を作り出し、マイナスイオンも製造しているのでしょう。この辺りを散策する人が目立って増加して見えるのは気のせいでしょうか・・。肌寒さから解放され、気も心も解きほぐされて会話も弾んでいるようです。

 龍仙湖では、餌を目当てに人声や足音に敏感に反応して集まる鯉や鳥の軍団に圧倒されますが、一方ではこの集団に餌を分け合ったり、買いに走る人がいたり、賑やかな笑い声に誘われて、この周辺にはいつの間にか大きな輪が出来ています。折から吹くそよ風、鯉の餌をめがけて集まるカモや鳩、小鳥が思いもかけない波紋を作り出しています。そんな景色を楽しんでみるのもいいかも知れませんよ。カメラにスケッチとこの刹那を記録されるのも楽しい記録、記憶になると思います。

 新緑の枝を優雅にゆらすロッカクヤナギ・西湖堤も一役買って瑞龍亭からの眺めは圧巻です。清々しいこの環境、時には立ち止まって五感で楽しみ、ゆったりと静かに身を委ねてみてはいかがでしょう。新たな発見があるかも?!し・れ・ま・せ・ん。

   せせらぎに誘われ    豪快な水音が・・
   幽玄の世界へと・・    青モミジと語らい
  自然の描き出す絵画?!   穏やかな陽射しに・・
  可憐なテイカカズラ   さざれ石と花の競演

注1:京都の観光地で「モミジの若葉」をこう呼び始めた事から・・とか。

 

 

東区・街並み 今とむかし展示 報告

 つい先日の大型連休中に展示の場は設けられましたが、老若男女、多くの方々に立ち寄っていただき、その場でも「今とむかし」をめぐる人間模様が写し出されていました。

 ナゴヤドームでは野球の試合があり、ある有名なグループのコンサートが開催されていたようで、地下鉄駅から続く通路には人が溢れ、思いもよらない光景が写し出されていました。休日の楽しみ方は、各人様々でまさに“みんな ちがって みんないい”ですね。

 東文化小劇場で開催されている公演「戦後を語り継ぐ第4弾「約束」」の観劇後に立ち寄って行かれる方は、興味深げに丹念に作品を読まれ、当時を偲んでおられるようでした。また親子連れの方は、昔の様子を優しくそして懐かしそうにお話され、お子様は「え!路面電車が・・・」「ここはどこ?」と興味津々の様子でした。展示の場は温かな空気が漂い、歴史を伝える恰好の場となっていました。このようにして、次の世代に伝承されていくんだなと実感しました。

 当時からずっとこの近くにお住まいという方から、昔の様子や変遷を詳しく伺うことができました。その急激な変貌の様子を伺うにつけ、或いは小学校の変遷を尋ねられたり、建物の写真を見て、この場所は何処ですか?との質問を受ける度に、会話を楽しみながらも、大きな宿題をいただくこともありました。またまた貴重な学びの場を体験することができました。

 この展示を見ている内に大きな気づきもありました。展示物を作成した後にも幾つかの変化があること知りました。伝承と共に、まだまだ見逃せない“今“があること、永い歴史の中では小さな出来事も全てに意味があることを知りました。理由は地震対策であったり、高齢化であったり、建物の耐久性の問題であったりと千差万別ですが、「相田みつお」の言葉にもありますが「今を大事に」していきたいと痛感した展示会でした。皆様からいただいたアンケートを活かし、今後の活動に繋げて行きたいと思います。貴重なご意見ご感想ありがとうございました。

  展示作品の数々・・   時空間を移動?! 
   会話も弾んで    作品に見入って
     道案内?!     天に向かって

銘板を訪ねて まち歩き

 東区役所にも銘板が取り付けられているのをご存知でしょうか?場所柄あって当然と言えばそれまでですが、今まで全く気づかずに幾度となく通り過ぎているからです。    
 東区の歴史・名跡の中心でもあるこの地、周辺をゆっくりと散策しながらその足跡を辿ってみました。

 初代庁舎は東寺町にある西蓮寺(東桜2)の境内を間借りし、明治42年、布池町に移転、大正15年には同じ場所に最初のRC造りのモダンな庁舎へと変え、昭和45年に現在地(筒井1)に新築移転しています。商業の発展、戦後復興など目まぐるしい時代の変遷に身を委ねてきました。その時代背景がうかがえる興味深いものがあり、点でしか見えなかったものが、線で繋がる瞬間に何か感動を覚えました。

 現在地は江戸時代、尾張徳川家の菩提寺である建中寺の境内で約5万坪の広大な敷地、周りは石垣と堀で囲まれていたそうです。西側の道路、道路沿いの名古屋市立あずま中学校の石垣は、江戸時代からずっと静かに見つめてきているようです。以前カワヅサクラでご紹介した、東橦木公園には愛知県明倫中学校跡の碑もありますし、東海学園も旧制東海中学校に端を発しているというように、「名古屋市の学校教育は東区から始まった」とも言われているのも無理からぬものがあるように思われました。

 少し足を延ばすと、徳源寺の桐が今や盛りと満開、夕日とのコラボレーションは幽玄の世界でした。また折からの春雨で、水に浮かぶ桐の花は見事な絵画を描いているようでした。こんな偶然との出会いもまた楽しいものです。花々が咲き乱れる中、自然の息づかいを感じてみませんか。

    歴史を辿って・・   400年の時を見つめて
   境内を彩る花々   気品を漂わせて
    春を演出・・    垣根越しに

豊田佐吉生誕150年 見学会

 当会の常駐する旧豊田佐助邸は、佐吉の弟の住まいで、兄佐吉を側面から支えた豊田綱領の一つ、「華美を戒め、質実剛健たるべし」の言葉の如く、決して派手さはないが、良い材料を使い入念な仕事がされており、至る所に佐助さんの人柄が偲ばれる建物です。
 来邸者をご案内するときは、当然の如く発明王である長兄、佐吉氏のお話をすることがしばしばあります。そこで今回は「佐吉生誕150年」という節目でもあり、しっかり学ぶには相応しい機会と捉え、生家でもある湖西市にある「佐吉記念館」と、名古屋市西区にある「トヨタ産業技術記念館」での研修・見学会を実施しました。

 去る3月中旬に訪問した生家では、有名なことば「障子をあけてみよ 外は広いぞ」のモデルとなった立派なお庭を拝見させていただくこともでき、当時を垣間見られた思いがしました。展示室での発明の過程や、失敗を恐れずに夢を追い続けた強い信念に胸を打たれました。特にこのご案内がとても素敵で、丁寧で分かりやすい説明に「なるほど!」と感心することしきりで、多くの「気づき」をいただけたことでも大変意義ある見学会となりました。

 また4月19日には、トヨタ産業技術記念館で特別展が開催されており、佐吉氏の志と努力の足跡、そしてそれを支えた多くの人びとを知る貴重な場となっています。
 さらに、歴史的に評価された赤煉瓦の建物を遺産として保存していること、自動織機の発明に取り組んだ豊田商会事務所、豊田グループ館等などをご案内いただきました。初めて見聞きすることも多く、また「そうだったんだ!」と感銘を受ける場面もあり、学ぶべきことの大切さを痛感させられることばかりでした。この特別展では、日頃は見られない愛用の鞄などゆかりの品々の展示もあり、佐吉氏の人となりを知る良い機会となりました。
 一つ一つの積み重ねが、今後のガイドの一助になるといいなあと思った貴重な一日でした。

 ☆「東区・街並み 今とむかし(注1)」・「トヨタグループを支えた人たち」“グレートファミリー豊田家の歩み”の展示も同時に行います。皆様のお越しをお待ちしています。
注1:日時 4月25日(火)〜5月7日(日)10:00〜16:00
   場所 市民ギャラリー矢田 (こちらからもご覧いただけます

   佐吉記念館を訪ねて  佐吉の生家(復元)   
産業技術記念館見学会の様子    豊田商会事務所
   150年特別企画展   佐吉の志を辿って・・・

春爛漫 文化のみちを散策してみませんか

 文化のみちとは、名古屋の歴史的な遺産の宝庫といわれる名古屋城から徳川園にいたる一帯をいいます。今回は文化のみちの“はる”を辿って見たいと思います。 

 名古屋城は、ただ今「名城桜まつり」を開催中で、恒例のライトアップも行われています。(4月9日まで)
 市政資料館ではトウカイサクラ、ソメイヨシノ等々の数種類の花とモダンな建物とが見事に調和しています。桜の下で昼食をとる会社員風の人の姿も見られます。そんな時、新しい品種の幼木を見つけました。市政資料館の北側フジ棚近くに「啓翁桜(ケイオウサクラ」が植樹されていて、気品ある花を咲かせていました。
 主税町公園から主税町記念堂へと歩を進めていますと、萌えだした若葉の緑と花々が、春風の中でささやき合っているかのようでした。

 橦木町にある山吹小学校沿いの桜並木は人びとの足を止め、その下をゆっくり観賞され、撮影ポイントを探す人びとは思わず笑顔になり、明るい会話が交わされていました。
 主税町でも塀越しの木々が新緑と花が競演、足元では満開のチューリップやレンギョウが至福の時を提供しています。
 白壁では桜、ハクモクレン、アカメなどが道行く人にそっと語りかけてくれます。
 文化のみち二葉館では、桃介ゆかりの三色桃が咲き始めました。何となく心がウキウキとしてきます。

 ちょっと足を延ばして徳川園へ。黒門からはトウカイザクラが優雅に咲き誇り、美術館への道案内をしてくれています。この地はまさに”はるらんまん”です。
 ゆっくり・・まったり・・長閑な春を楽しんではいかがでしょうか。
 当会では、皆様のご要望に合わせて依頼ガイドを行っております。詳細はガイドからお進み下さい。

  青空に悠然と(名城)      気品高く
   市政資料館と桜    橦木町の桜並木
   主税町を彩って    白壁に趣を添えて
   二葉館の三色桃  優しくお出迎え(徳川園)

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開館日とガイド実施時間

◆旧豊田佐助邸
月曜日休館(祭日が月曜日なら翌日)
開館時間: 10:00~15:30
ガイド常駐日:火、木、土
◆文化のみち二葉館
月曜日休館(祭日が月曜日なら翌日)
開館時間: 10:00~17:00
定時ガイド: 火、木、土
10:45、13:20の2回
30~40分
◆徳川園
月曜日休園
開園時間: 9:30~17:30
定時ガイド: 金曜日
13:00~15:30

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