雨と似合う紫陽花には、もう少し雨を浴びせてあげたいなとの思いを強くしている昨今です。まだ6月ですが、連日「真夏日」を連呼しているメデイアに「えっ?!今は?」と季節感に困惑しますね。名古屋城宗春ゾーンに「ポケモンのマンホールが設置されたと聞き、意を決して?名古屋城を散策してきました。当日の最高気温は36.3度だったと伝えていました。緑陰をたどりながらのいつもと違う散策はそれなりに楽しめました。
まずは「金シャチ横丁 宗春ゾーン」でマンホール探しから・・。早朝の訪問にもかかわらず凄い人出でびっくりしましたが、名古屋城の人気を窺い知ることができました。このマンホールに立ち止まる人は少なく、写真もバッチリ(自己満足?)撮れました。
暑さを遮る緑陰を探しつつ「三の丸東庭園」から散策開始です。鮮やかな緑に癒されながら進みます。御茶屋「余芳」が静かに佇んでいました。これはかつて二の丸庭園に存在した数寄屋造の四畳半の茶亭(御茶屋)でしたが、一時民間に売却され、所有者から名古屋市に寄贈されたものです。庭園内の元の場所に移築再現されたそうですよ(第14代藩主慶勝氏撮影写真あり)。現在建物周辺の庭園整備を行なっていると標識に書かれています。その昔の姿が蘇るのが楽しみですね。
権現山をゆっくり眺め、北園池をじっくり鑑賞していると、外国の団体の方がガイドさんの話を真剣に聞いていました。ちょっと立ち聞きしましたが、仲間に入れてくださり異文化交流もできたかなと至極納得しました(単純ですね)。水琴窟の軽やかな音色は、静かで和やかな日本庭園の良い所ですね。サザエ山は緑に覆われくっきりと形が確認出来ました。
二の丸庭園からの東南の隅櫓と名古屋城もカメラに収めることができました。熱中症を避けベンチで一休みしながら、ゆっくり四方を眺めるゆとりもありました。いつもは目的地に向かって、ひたすら進んでいたような気がしましたが、何だかほっとする場面でもありましたよ。
所々にマンホールを見つけたり、刻印石を眺めたり、お堀を堪能し、乃木倉庫、西北隅櫓(重要文化財)も中には入れませんでしたが周囲をじっくり見学してきました。ちょっと違ったお城発見でした。新発見もありましたよ。ひっそりと立つ金城温古録で有名な奥村得義の碑が乃木倉庫の近くあり、初めて気づきました。皆さんはご存知でしたか。最後に気づいたのが「諸輪(もろわ 現東郷町)の松」でした。スッと聳え立つ1本の松には名古屋城にまつわる逸話があるそうですよ。これも標識を読んで初めて知りました。収穫の多い夏の散策でした
最後はもう一つの楽しみ「写された名古屋城―特別出品徳川慶勝撮影写真帖―」を見てきました(7/13まで)。写真撮影は禁止でしたので残念ですが、一つ一つを丁寧に見させていただきました。貴重な記録で大切にしていきたいものですね。最後は冷房の効いた室内で終了となりましたが、結構実り多い散策で満足しました。ゆっくり、まったり余裕のある散策も良いものですね。最高でしたが、やっぱり暑かったです。








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