文化のみち二葉館

文化のみち二葉館

東区東二葉町で2600坪の土地に建設され華麗さに、「二葉御殿」と呼ばれていました。今の地で大正9年に建築された当時に戻して復元建設されています。

スペイン瓦屋根の部分は洋館で設計図が残っていないため現存している類似の建物と、残っている写真を元に建築されました。和館部分は平成12年に解体して部材が保存されていたので大正9年創建時に戻して建築されています。

この地に再建され公募で命名され「文化のみち二葉館」として平成17年2月8日に開業されました。
ここには、日本の女優第一号の川上貞奴と電力王福沢桃介が大正9年(1920)から15年までの6年間を暮らしていました。

川上貞奴

明治4年(1871)生。16歳で芸者に、23歳で自由民権思想の壮士芝居で有名な川上音二郎と結婚。明治32年(1899)川上一座でアメリカ巡業に出、女優として舞台に立つことになった。明治33年(1900)パリ万博でマダム貞奴と呼ばれるほど有名になった。音二郎の死後、福沢桃介の電力事業パートナーとして、また自らも事業家として川上児童楽劇園、川上絹布などを経営しました。

福沢桃介

明治元年(1868)生。福沢諭吉の次女ふさと結婚。名古屋電燈を経て大同電力(中部電力の前身)を設立。木曽川水系の電力開発をすすめ電力王といわれました。桃介が手がけた発電設備は、近代化への遺産として国の重要文化財として指定されたものもあり、現在も稼動しています。

火曜日、木曜日、土曜日の10:45と13:20の2回。定時ガイドをしています。