白壁2丁目、明和高校前の街園、芽吹き始めた「東区の木・モクレン」の隣に、「愛知県立第一中学校跡」の碑を見つけました。モクレンに気づかなければ通り過ぎていたかもしれないほど、控えめに佇んでいます。その愛知一中は、尾張藩の設立した洋学校(明治3年、名古屋藩七軒町)を起源とし、改称・移転を繰り返しながら明治41年(1907)9月に、西二葉町校舎に移転しました。その後、昭和13年(1938)に、新出来町校舎(現、旭丘高校)の完成するまでこの地にあり、今は学生のみならず、多くの人々の憩いの場として親しまれています。
学校碑ゆかりの学校の卒業生には、小説家「二葉亭四迷(旧制愛知県第一中学校)」や「坪内逍遙(洋学校)」を始め、数多くの著名人も輩出しています。何気ない碑にも、多くの歴史を伝えるものがあるようです。時には、町の片隅にある小さな公園にも、歩を進められては如何でしょうか。(鯱光百年史参照)
植栽の中にある碑 | 静かな佇まいの公園 |
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