むらさきも くれなゐも草 寒に耐え(山口青邨)」
今年の干支は「丑(牛)」。牛といえば菅原道真にまつわる「天神様」は有名ですので、今年の歩き始めは干支の「牛」探しをしてみましょう。
道真を祀る天神様は学問の神様・・・、ここには「牛」の像(撫で丑)があります。牛は神の使いとされる動物だからだそうです。そして道真にまつわる「牛」については諸説ありますが、「道真はうし年」だったとか、太宰府天満宮の出来た経緯などありますが、はてさて?
いずれにしても先を急がず、物事を一歩一歩着実に進めることが大切で、その事が将来の成功に繋がるといわれています。当会もしっかり基盤造りの年となるといいなと思います。
物部神社、かつては広い境内であったそうですが、現在は街中の小さな神社となってしまいました。神秘さを漂わせる神々しい神社で、一歩境内に入ると不思議な空間が広がっています。ここは兼務社だそうで、葵・筒井両学区の氏子総代の方々が中心となって奉仕されているのだと伺いました。
そういえば、毎年(昨年は中止)開催される「山車揃え」でもお会いした記憶があります。年間行事でも、ご奉仕をしておられるのでしょう。
疑問にはいつも快くお答えをいだだけますので、ついつい長居をしてしまい反省することしきりです。
社伝によれば、創建は垂仁天皇(第11代)の御代と言いますから二千年の時を経ているわけです。地中深くにある、とてつもない大きな石(石神様)を祀ることから、その昔は「石神さん」と呼ばれ親しまれていたそうです。永い歴史を秘めているのかも知れませんが、真実は本殿下の大石だけが知っているのかも知れません。こんなところにも神秘さ、神聖さの所以があるのでしょうか。
境内にある物部天神社に「黒牛」が堂々と鎮座していました。天神社の牛は撫で丑(悪いところをさすると治る)と教えていただき、しっかり全身撫でてきました。欲張り過ぎにはご利益は無いかな???
境内には狛犬さんが数十躯(左右では1対と数える)おられます。今日は珍しい「泥」でできた「狛犬さん」をご紹介しましょう。何回となく訪ねている神社ですが初めて知りました。本殿の手前?に1躯、本殿お供物に隠れていますが1躯。泥なので原型は留めていませんが、教えていただいたときは感動し、じっと見入っていました。見つけてくださいね。狛犬も様々な時代背景を経て、まだまだ未知の世界は広がりそうでワクワクします。
式内物部神社 | 拝殿前には一対の狛犬 |
東風ふかば・・・ | 優しく見つめて |
本殿は参道の先に | 本殿内(左奥、供物の後) |
泥の狛犬(見えるかな??) | 御朱印・・・ |
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