佐助邸あれこれ

 見渡す限りの新緑に囲まれ、春を楽しむ小鳥や蝶が庭園で遊んでいます。やや殺風景だったひと頃からは見間違うばかりのこの景色、心も和んできます。
 このところ、佐助邸は一寸したブームになっています。先日、トヨタ自動車関係のTVドラマが放映された影響から、「テレビを観て来ました!」「あの俳優さんはどの方ですか?」と、系図の前で普段とは違う会話が弾んでいます。又ある新聞では「車への情熱を燃やした喜一郎氏の特集」があり、別紙ではトヨタに関する連載もあり、マスメディアの影響は予想外の大きさになっています。そんな折、喜一郎氏の胸像が佐助邸に飾られることになりました。何故?佐助邸に喜一郎さんの像?と思われるも知れませんが、喜一郎さんは佐助さんの兄、発明王佐吉翁の長男ですので、叔父と甥の関係になります。兄である佐吉翁とは16歳離れていたこともあり、喜一郎さんの幼少時はよく子守をされており、喜一郎さんはとても慕っていたそうです。そしてまた一つ思いがけない事が起きました。「クラシックカーのパレード(注1)」です。パレードにはトヨタの車も3台走行するとのことで、慌ててカメラを構えました。
 こんな思いがけないことの連続しているここで、佐助邸の歴史、偉人の繋がり、懐かしい縁側を直にご覧になってみませんか。

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         静かな時を刻んで・・           喜一郎氏胸像
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           新緑の庭園            彩りを添えて
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        TOYOTA 2000 GT         フララちゃんも参加

注1:4月18日(金)に開催されました。これはクラシックカーで名所旧跡を訪ねるイベントで、スタンプラリー形式で行われるものだそうです。今年は徳川園も参加されました。
★当会では、「火・木・土」の10時から15時30分まで佐助邸に常駐し、ガイドを行っています。
  また毎週(金)13時から15時30分まで徳川園において定時ガイドを行っています。

東区文化のみち ガイドボランティアの会

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