「大寒の大々とした月夜かな(小林一茶)」
 1月20日は大寒ですが厳寒の月は見応えがありますよ。ちょっと早く起きた朝はいいことがあるかも?!

 牛を求めて七尾天神社を訪ねてみました。ここは「七尾の亀伝説」が有名で「牛」の存在は薄れておりました。改めて訪ねてみると居ましたよ、臥牛が2頭、天神様のお使い・学芸上達・病気平癒に撫でてくださいと書いてありました。ゆっくり読むのは初めてで、改めて「撫牛」の意味を知り、学びの大切さを再認識しました。新年を迎え、本年が明るい一年になることを祈りましょう。

 早速ですが「丑」の文字の成り立ちを調べてみましょう。この文字、手の指を曲げて物を握る様子を表した象形文字だそうで、「つかむ・からむ」という意味があるようです。また天満宮の神使い(神様の使い)とされる動物で、撫牛信仰は牛を通じて神様に繋がりたいと願う民間信仰から発生したようです。(牛シリーズ?1/4、1/12掲載も併せてご覧ください)

 七尾天神社の「七尾」の意味は、神社の崖下の池から7つの尾の亀が天神様の木造を背負ってやってきたという伝説に由来しています。そして、この地は名古屋大地の崖上にあり、尾張名陽五景の一つとして尾張名陽図会に記されています。古来より願い事を書いた紙を亀の背に乗せ、ひしゃくで7度水をかけると諸願成就すると言い伝えられています。七尾の神様は皆様の願いを背に乗せ、きっと叶えてくれることでしょう。

 また鷽替え神事は、江戸時代から始まったと伝えられ、平素ついた嘘を天神様の誠に替えてもらうのだそうです。「鷽(うそ)」の字が「學(がく)」の字に似ているからとか、天神様は学問の神様であるから、また鳴き声が口笛に似ていることから“口笛‘という意味の古語が由来などと諸説あるようです。現在では凶事を嘘にして開運、除災、招福のお守りに多くの人がしているとか、1日も早いコロナ禍の収束を願いたいと思います。

 一つ一つを丁寧に調べていくと、思わぬ事象や出会いがあります。新生活様式だから出来る今を一歩一歩着実に進んでいけるといいですね。

   学問の神様・・・      七尾天神社
    臥牛が二頭   優しく見守りながら
 ひしゃくで水をかけると・・    七つの尾をもつ亀
  習字の上達(筆塚)   伊藤萬蔵寄贈の狛犬