緑溢れる散歩道には、タンポポ、スミレ、ツツジ、シロツメグサ、ヒメジオンなどの草花が確実に季節の移ろいを伝えています。毎年間違いなく繰り返される営みは心と体に安寧を与えてくれますし、健康に欠かせない太陽の恵みは、貴重な栄養源になっています。無意識のうちに自然界からは計り知れない恵みを受けていることに気づきました。当たり前が当たり前でない異常な状態である現況は、時に立ち止まって考えることの大切さを実感するきっかけになったことも事実ですね。
 心と体の健康を保ちつつ、皆さんに笑顔でお会いできることを願い、新型コロナウイルスの収束を祈ります。

 今回は緑溢れる風景の中に存在する大幸緑道、大幸町の産土神として崇高厚い「大幸八幡神社」に歴史を感じ、地域に根付く謂れを紐解きながらゆったり、まったり歩いてみました。

 まず「大幸」の地名は、江戸期以前より春日井郡大幸村と言われていた。由来はいくつかあるようですが、矢田川の左岸に位置していることから大河と呼び訛ったとか、醍醐の森があり醍醐が訛った、山の幸が豊かで大幸(おおさち)と呼ばれ戦国時代に音読みになった・・等の説がありますが、現在の表記は昭和になって住居表示により成立したものだそうです。

 「大幸八幡社」は社伝によれば宝暦二壬申年(1752)創建、祭神は「誉田別命(ほんだわけのみこと・第十五代応神天皇)で現在の社殿は昭和53年に造営し八級社に昇格したそうです。いつもきれいに清掃され、静かに参詣される人の姿が見られ神聖さを感じながら眺めていましたが、地域の方々がお世話をしていると聞き「なるほど」と納得しました。震災記念石碑等は、今も大切に守られており、人々の繋がり、絆の強さを感じました。

 矢田川から大幸東団地を通り鍋屋上野浄水場へ至る緑道は、四季折々の風情を肌で感じられる癒しの場所であり、特別の空間を優しく作っています。小鳥のさえずり、樹々の囁き、足元での草花の移ろいを味わえるのも散策の醍醐味です。自然との共存も乙なものですよ。散策コースに加えてみてはいかがでしょうか。

【お知らせ】
緊急非常宣言は39県で解除されましたが、愛知県は段階的な解除となり、佐助邸は今暫く再開にはご猶予期をいただきたいと思います。
尚、徳川園は21日から開園することになりました。詳細は徳川園HPをご確認下さい。

  柔らかな葉色は優しく  散策路の移ろいを辿って
  穏やかなたたずまい    満開のセンダン
  幸せの四つ葉は!?  片隅でそっと咲いて・・
   清新な大幸八幡社 震災記念石碑、今に繋がって