桜の開花宣言がやっと聞かれるようになり、「暑さ寒さも彼岸まで」を実感しています。
前回に引き続き邸内の石造物をご紹介します。今回は見過ごし勝ち・・・な中庭です。佐助さんがお住まいの頃、土蔵から和館、洋館へは廊下で繋がれた建物がありましたが、今は取り払われ(平成7年に解体)広い空き地になっています。その西側の一角にどっしりと存在感のある石組みがあります。北縁に立ち、ゆっくり歩を進めると思わぬ事物に出会えるかも知れません。その一つは土蔵脇にある井筒・・・。これは井戸ではなく土蔵の地下に通じているそうです。何に使用されたかの子細はわかりませんが、その謎解きに暫くの時を費やしてみませんか。
中庭築山石組み、富士石(熔岩)が多用 | 鉢前の台石の上に鉄鉢型手水鉢 |
土蔵横にある井筒 | 石組みは凸の雄石と凹の雌石を組み合わせた 象形文字「井」の形 |
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