園内にも遅まきの春の演出が始まりました。里山では待ちわびた淋子梅や、花桃・杏が満開、その周辺ではサンシュユ、ミツマタ、椿などが華麗に競演しています。山のゾーンには「大曽根の瀧」があり、その水音が存在感を示し、その周りの新緑は疲れた目を休めてくれます。ふと振り返るとスダ椎の大木の横から、シキミの花が葉の間から遠慮がちに顔を出しています。
川のせせらぎを聞きながら龍仙湖へ進むこの小径には、愛知の県木である花の木や、ギブシ、フッキソウの花、ミヤマシキミの蕾も膨らみ始めてきています。龍仙湖周辺はロカクヤナギが淡い緑の枝を垂れ、湖畔ではマンサク、ベニコブシ、ウンナンオウバイ、ジンチョウゲ・・・が、それぞれの香りを振りまいています。
思いがけぬ小鳥のさえずりを聞きながら、静かな春を楽しまれてはいかがでしょうか。
★当会では、毎週金曜日13時〜15時30分までの定時ガイドを行っています。
五枚岩(注1)と瑞龍亭 | 瑞龍亭北側 梅は満開、牡丹も芽吹き始め・・ |
瑞龍亭内露地の鹿おどし | 灯籠とサンシュユの競演(里山) |
注1:瑞龍亭前の石組みは東濃付知の山中の石をそのままの形で移したものだそうです
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