徳川園のこのごろ

 ひうひうと 風は空ゆく 冬牡丹(上島鬼貫)

 1月20日は二十四節気の大寒です。一年で一番寒さが厳しくなる頃です。各地で一番の最低気温が記録される頃ですが、自然界では少しずつ春の匂いがし始めました。

 徳川園でも「雪中の四花」と呼ばれるロウバイ、ウメ、スイセン、ツバキが彩りを添えています。特にロウバイは江戸時代の初期に渡来し、他の花に先駆けて香りの良い花が道ゆく人々の注目の的となっています。黒門前や、園内各所にありますので探してみてくださいね。

 今、園内は「寒を遊ぶ 徳川園の冬牡丹」を開催中です、2/18(日)まで。

園内では“百花の王”と呼ばれるに相応しい70株のボタンが、優雅にそして華麗に咲き競っています。可愛いい「藁ぼっち」に抱かれて牡丹園・園内を演出しています。今年の花は、色鮮やかで大きく見応えがあり見惚れてしまいますよ。

先日は「インターネットで黄色のボタンがあると聞きましたが、初めて知ったのでぜひ見たいです」と黄色(黄冠)だけをご案内しました。ボタンは芍薬に接木をしているので、接木の影響を受け、同名でも微妙な色の違いがあり、じーっと観察しておりました。初めての対面で新鮮な感覚を体感しました。

興味の持ち方、観賞の仕方もさまざまであることを知りました。大輪の花にシャッターを押す人、お好きな色に吸い寄せられる人、牡丹園をじっくり見て回る人と長閑な光景が印象的でした。色とりどりの花々と優しい陽光が冬のひと時を癒してくれていました。

 そして健気に「カンボタン」が一輪・・葉もつけず花だけが凛と咲いています。見つけて下さいね。ここにもそっと「ソシンロウバイ」が咲いていますよ。

 春告草と呼ばれる「梅(青軸)」も蕾が膨らんできました。徳川園で最初に咲くと言われる茶室へ向かう露路で間も無く咲くでしょう。

 里山ではミツマタの蕾が膨らみ始めましたし、ナンテンや一両、百両などの赤い実がそっと彩りを添えていますよ。川沿いには白山木やミヤマシキミ(億両)なども見ることができます。静寂の庭園をじっくり、まったり散策してみてくださいね。日頃気づかない足元にも春の足音が近づいてきています。川沿いでは普段とは一味違う穏やかで温かな音色に耳を澄ませてみるのはいかがでしょう。

 *当会では、毎週金曜日に定時ガイド(10:00~15:30随時)を行っております。お気軽にお声掛けくださいね。

清楚な黄冠
気品溢れる天衣
艶やかな福雲
コブクザクラとボタン
圧巻の牡丹園
青空に向かって(ソシンロウバイ)
静かに佇む千両
赤い身が際立つ万両

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