前回に引き続き泉三丁目、今回は養念寺をご紹介したいと思います。本堂前の桜は華やかな宴を終え、葉の緑が目立つようになっていました。
前回の圓明寺を訪ねた際、戦災供出による石の梵鐘のお話を聞き、養念寺に残る戦災の生々しい傷跡のある梵鐘(注1)のお話を、お庫裏様から伺った記憶が蘇りました。戦後70年・・折しも天皇、皇后両陛下がパラオをご訪問され、数多くの慰霊をされた報道がされていますが、過去の確認、再認識は歴史を知る上で大切なことではないでしょうか。
門前には、一つの石碑に「冨永山養念寺」と刻まれ、「烏池古跡」の文字が正面を向いていました。寺標だと思い込んでいましたので驚き、かつ丁寧に見ることの大切さを痛感しました。
「烏が池」は創建時からある古池で、以前紹介した貞祖院と水脈が繋がっていたそうです。尾張名所図会にもあるように、江戸時代には名園としても知られ、多くの文人・墨客が訪れられ、低地で泥土が黒く見えることから、烏が池の名がついたと言われています。この地もやはり戦災にあい、水源も埋没、庭も荒廃したようですが、昭和56年江戸時代の様式をとどめた庭園として蘇りました。南部には僅かながらも湧き水があり、日照りが続いても水が無くなることはないとのことでした。
普段は公開されていない寺院を、秋に開催される「秋の寺院特別公開(注2)」に参加され、寺院巡りを楽しまれ、往時を偲ばれるのも一興かと思います。(秋の寺院公開、当会資料参照)
★当会ではご要望に添った依頼ガイド(寺院巡りなど・・)も行っております。詳細はガイドについてからお進み下さい。

CIMG2424寺名と池石碑 IMG_2674
門前に建つ石柱 烏が池庭園
CIMG0534 PB200499鐘穴
昨年の寺院公開の様子 戦災時の弾痕

注1:寺院内に置かれておりますので、普段見ることは出来ません
注2:今年度の日程は未定ですが確定後、HPでご案内します。(昨年は11/23)
チラシなども各所で配付されます。