去る5月31日の宵祭り(筒井町)を皮切りに、3日間に亙る天王祭が開催されました。本年度から、江戸時代より続く伝統文化を伝承、普及、啓発などに取り組むための「東区山車まつり振興会」を設立し、保存に向けての新たな一歩を踏み出す形となったようです。歴史ある山車が、末永く継承される事を期待したいと思います。
 今回は5輛の山車の内、筒井町天王祭(湯取車と神皇車)の2輛に密着してみました。
 湯取車(ゆとりぐるま)は、現存する山車の中で最も古い歴史を持つ山車だそうです。水引幕も豪華な刺繍が施され、昼夜で使用するものも違うとのことでした。
 神皇車(じんこうしゃ)は、文政7年三之丸天王社の見舞車として作られ、明治20年筒井町が購入したもので、これに使用される水引幕は、十二支の豪華な刺繍が施されているとのことでした。曳行の途中では、一糸乱れのない方向転換の妙技に圧倒され、また天王社でのからくりが奉納された際には、感嘆の声と共に大きな拍手がいつまでも続いていました。
 2輛の出合いでは、古式ゆかしいしきたりに則り、あいさつが交わされていました。曳行の圧巻は徳川美術館前の5両の山車揃えとからくりで、どよめきと歓声が園内を轟かせていました。詳細はこちらからどうぞ

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     神皇車は建中寺総門前から出発    湯の花が釜から吹き上がる場面は見所
CIMG4984水引 CIMG4902水引幕切
        十二支の豪華な刺繍    森高雅の下絵といわれる雲竜の刺繍
CIMG5055出合い CIMG5089山車揃え切
     出合いのあいさつを交わして・・・         絶妙な技で山車揃え