名古屋市の“桜開花宣言”は3月17日でした。観測史上最速であるそうですが、諸々の花はウイルス禍でも時季を違えずに開花しています。

1、建中寺研修会 うららかに照り映える弥生の一日(3/15)、尾張徳川家の菩提寺である「建中寺」において研修会が行われました。刻まれてきた歴史、経緯など資料をもとに丁寧に説明される岡本秀廣氏の真摯な姿は、今後のガイド活動を行う上でも貴重な実践の場となったことでしょう。

2、「文化のみちゆかりの起業家たち」展示会の報告
 早咲きザクラは満開となり、桜吹雪の散るなか開催されました、東区の歴史や経済に大きく貢献された方々への関心は深く、大勢の方々が来館されていました。真剣に向き合いじっくり読まれる方、「うん、うん」と頷きながら再確認される方、「知らなかったわ」と、新しい出会いに感嘆される方と様々でしたが、学びの場がそこにはありました。

☆研修会は尾張徳川家の歴史や遺産を紐解く一助となりました。新しい発見や再確認・・「えっ!そうなんだ」「知らなかったな」「これって何ですか?」「この解釈で合ってますか?」等々の質問・疑問が連続し、会員の方々の日頃の学びの姿が垣間見えた瞬間でした。史実に基づきながらのガイド、真剣さがヒシヒシと伝わり、講師の方には一つ一つ分かり易く解説して頂きました。長い歴史の中で、様々な変遷を繰り返しながらも、現代に続く貴重な遺産として将来に引き継いでいきたいものです。今後も共に学び合いながら、明るく楽しいガイドを皆さまにお届けしたいと気持ちを新たにした研修会でした。

☆橦木町でひときわ目を引くオレンジ色の建物、これが女優第一号といわれる“川上貞奴”と、電力王といわれる“福沢桃介”が大正9年頃からパートナーとして居住していた建物です。平成17年に移築復元されたものですが、二人のゆかりの建物で「文化のみちゆかりの企業家たち」の展示もされました。文化のみち二葉館は、近代産業の担い手となる起業家たちが交流する舞台となった建物です。

 この地域にはこの他、トヨタの礎を築いた豊田佐吉の弟“豊田佐助邸”、陶磁器産業に貢献した森村組跡地(現ノリタケ)、陶磁器商として活躍した井元為三郎(橦木館)、春田鉄次郎など著名な方々が居住された地として、今なお大正ロマンを色濃く残し、「町並み保存地区」として継承されています。昨年コロナ禍のため中止になり「今回を心待ちしていました」との声は心底嬉しく感動の一瞬でした。多くの人々の足跡を知る良い機会になったのではないでしょうか。

   建中寺研修会     丁寧に説明
 建中寺公園のハクモクレン     三門と梅
  二葉館と桜の競演  しだれ桜と川(色留め袖)
   展示会場    作品に見入る人々