徳川園では今、冬の陽ざしの中で「冬牡丹」が可憐な花を付け、冬枯れの庭園に彩りを添えています。牡丹は「百花の王」と呼ばれ富貴の象徴でもありますが、冬牡丹は花の少ないこの季節の縁起花として抑制栽培されたものです。可愛い藁囲いに守られ、今にも“ゆきんこ”が飛び出してきそうにさえ感じます。園内をゆっくり見渡すと、龍仙湖の周りでは冬支度のソテツや松、子福桜の白い花が見え、そして、せせらぎの小径から里山に向けますと、ミヤマシキミやヤブコウジ、そよごの赤い実が花と異なった色調で目を楽しませてくれます。又、そちこちの草木は春に向けての準備を始めているようです。陽だまりを探してのお散歩も粋なものかも知れませんよ・・・。
※冬牡丹は2月26日(日)まで展示されています。詳細はこちらからどうぞ
優しく藁囲いに包まれて | 「花王」 |
柔らかな陽ざしをあびて | そよご |
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