貴重な文化遺産でもある「旧豊田佐助邸」は、現在、保存改修工事のため休館中ですが、昨日(2月25日)この進捗状況についての説明及び見学会が行われました。
洋館の基礎がレンガで作られていること(この部分もRC補強される)、耐震工事では、建物の軽量化のため屋根瓦全面葺き替えが行われる反面、筋交いは残すこと等の説明を初めて伺い、ちょっとびっくりしました。既存の筋交いは、建築関係の図表にも掲載されるなど汎用性もあり、遺構としても大変貴重なものである上、専門家の見地、実験結果から耐震性能を充分確保できるからだそうです。また普段は見ることの出来ない屋根裏には、見事な松の梁が使われたりしており、先人の読みの深さを感じました。
ふと目を庭に向けますと、今や梅が満開・・・いつの世にも変わらぬ四季の営みに、自然の凄さを感じました。この工事は、時代を繋ぐためにはどうしても必要なものですので、機会がありましたら随時お知らせしていきたいと思います。
洋館屋上(屋上改修工事説明) | 春を告げて・・・ |
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大正~昭和の建物。耐震性能を備えていたとは、すごい。