雨に洗われ輝きを増した木々の緑が、幻想の世界へと導いてくれます。園外では、徳川園へ向かう南側道路沿い(メーグルバス停の南側)の菩提樹の大木が可愛いクリーム色の花を咲かせ、甘い匂いを周囲に漂わせています。この花は苞と呼ばれるヘラ状の葉の下につけ、よく見ると小さな種も付け始めていました。また目を東に転じますと(蓬左文庫南)大きなユウカリの木が緑の濃さを増しそびえ立っています。ちょっと圧倒されますが、英気も養われる気がします。いつもは見逃し通り過ぎていた道ですが、甘い香りに誘われて見上げると大自然との共存がしみじみと実感できます。可憐な花が路面を黄色に埋め尽くしているかも知れませんよ。(6月17日撮影)
注:お釈迦様が木の下で悟りを開いたという「インドボダイジュ」に葉が似ていることから、僧侶「宋西」が持ち帰ったとされていて各地の寺院に植えられている。また、シューベルトの菩提樹は「セイヨウシナノキ」のことだそうです。(植物図鑑参照) |
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