CIMG4634センダン    東区徳川町、元の市立東図書館、現在の徳川蓬左文庫の南道路に面して市内最大といわれる「ユーカリ(注1)」の木があります。ここは尾張2代藩主 光友公の隠居所(大曽根下屋敷)跡地(注2)ですが、明治42年頃第19代義親氏が約4ヘクタールの植物園を開設しました。当時は外来の珍しい木が多くあったようですが、現在残っているのはこの木だけで、大正18年頃に植えられたものだそうです。
 シイノキは徳川園内に多く見られる大木です。スダジイ(注3)主体の常緑広葉樹林で、平成16年(2004)に池泉回遊式・大名庭園としてリニューアルされ、シイノキの森は緑地保全地域となっています。今は新緑の美しい季節、スダジイの花が咲き始めると、辺りを甘い香りが包みます。ガイドの途中で、「秋には実が食べられるのですよ!」という言葉に対して、「えっ?!」「知っています、昔?食べました」など様々な反応があります。来園者の方々の年齢層によって、樹木に対する思い入れの違いを感じる時があります。
 新緑の鮮やかな昨今、甘い香りに立ち止まって、バックの青空に映える木々を是非お楽しみください。
 (参考文献:東区の名木・樹木図鑑・当会資料)
★文頭の写真は、満開のセンダン の高木(里山)
★当会では、毎週金曜日13時から15時30分まで園内ガイドを行っています。

CIMG4680蓬左・ユウカリ CIMG4683
      蓬左文庫とユウカリの大木         年月を刻んだ太い幹
CIMG4609シイノキ縮 CIMG4623シイの森
 甘い香りを漂わせ始めたスダジイ        新緑の美しい シイの森

注1:葉から取れる精油は殺菌作用や抗菌症作用、鎮痛、鎮静作用があるそうです。コアラは知っていたのでしょうか?
注2:昭和6年、義親氏より名古屋市に寄付され公園となりました
注3:一般にシイノキと呼ばれ、初夏の頃に開花する。去年受粉した果実が今秋に熟す。炒って食用に出来るが、タンニンの量が少なく生でも食べられる。