徳川園内も、秋の柔らかな日差しに映えた草木が、赤・橙・黄・緑・・色とりどり・・見事なグラデーションで晩秋の装いです。訪れた方々も、それぞれの方法で芸術の秋を楽しまれています。
 ゆっくりと散策を楽しむ人、写生をする人、三脚を据えてじっくり撮影のタイミングを計る人と様々です。龍仙湖畔では真っ赤な紅葉が水鏡に写り、ロッカクヤナギ、池の鯉も一役買って、風情を醸し出しています。又、この時季は椅子に座ってじっくり眺める人の姿が目につきます。
 昨日まで行われていた夜間開園では、夕闇の中にぼんやりとした灯りが、幻想的な世界へと導いてくれていました。とかく鮮やかな紅葉に目を奪われがちですが、園内ではサザンカやツバキ、吉祥草、それに春に花を楽しませてくれたハクサンボクやマユミなどの実が、晩秋を知らせてくれます。足元に目を移せば、吉祥草が秋の光に輝いて可愛い花を咲かせています。そして、ボタン園の一画では「寒牡丹」が数株咲き始めました。可愛い「藁ぼっち」をかぶせてもらい優雅に佇んでいます。蕾をたくさん付けていますので、今暫くは楽しむことができると思います。釣瓶落としの短い一日、自然の巧みな演出の中に身を置いてみてはいかがでしょう。

CIMG0597水鏡縮 CIMG0598紅葉@縮
            水鏡・・・           静かに語りかけて
CIMG9868寒牡丹縮 CIMG9883ススキと紅葉
          一際鮮やかに             秋の彩り
CIMG0591吉祥草縮 CIMG9863真弓@縮
         秋の陽に輝く吉祥草      花のような・・真弓の実です