「玉人(たますり注1)の 座右に開く つばき哉(与謝蕪村)」
やっと待ち望んだ「春」到来に草花は一斉に目を覚ましたようです。”麗らかな陽光に誘われて、”あれよ、あれよ”という間に春爛漫?になりましたね。追っかけ??は追いつかず右往左往していましたが、うれしい悲鳴でした。そんな春を感じて頂けると幸いです。
早咲のオオカンザクラ(桜まつりは三分咲)は数日で見頃を迎えました。その後はカワヅザクラ、オカメザクラ、トウカイザクラ、ソメイヨシノへと桜の開花は続き、見応えのある桜の襷?リレーは圧巻で目を楽しませてくれます。あっという間に桜吹雪に早変わりする強者ザクラも見られます。今年の春は例年と少し違う速さで進んでいる気がします。
三日見ぬ間の桜かな!!! 次は椿事・・・
その途中で、「あれ?」と思える椿の開花が目に入り、花を見つけてワクワク、ドキドキしながら、こちらの行脚もしていました。
民家の玄関先で咲く散り椿は、おすまし顔で満開近くになっていて慌てました、、、と言うわけで散策をしながら探してみました。気づかずに歩いていた路地や垣根ごしに白、淡紅、絞り、一重、八重、大輪と様々ですが、その美しさは、ボタンや芍薬、バラを凌ぐともいわれるそうですよ。目を奪われしばらく立ち止まってしまうこともしばしばでした。垣根ごしの椿も静かに愛でつつ楽しませていただきました。
徳川園の椿は新たに植樹されているようで、初お目見えにも出会えました。待ち焦がれた金魚葉椿にもやっと出会えました。新たな出会いは嬉しいですね。中部の名花という椿のあることをも知り、色々探してみる機会にも恵まれ思いがけない春との出会いとなりました。
椿は咲き始めから満開までの期間が長いのでまだまだ楽しめますよ。二代藩主光友のエナ塚といわれるロータリーで咲く薮椿、今は桜と競演しています。今年は多くの花をつけ2月頃から咲き続けています。見応え十分です!よーく観察してみますと気付かずにいた幾つかの珍しい椿にも出会え感激でした。三寒四温を繰り返しながら、本格的な春色の景色に染まってきました。
里山のサンシュユは黄色の花を際立たせていますし、四睡庵横では灯篭と絵日傘椿が競演、額縁窓からの観賞も一興です。
もみじも新芽が出て、ちっちゃな花も咲き始め和みの空間がそこにはあります。春風に揺れながら六角柳の花が優雅に揺らぎながら道案内しています。どこを見ても“春”ですね!
遅く来た春を謳歌するように、急ぎ足で進む草木に「ゆっくりでいいよ」と寄り添いたい気分です。自然の恵みを十分に満喫しながらの花巡りをゆったり、まったりお楽しみ下さいね
注1:勾玉の素材、メノーや水晶を細工する人








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