報告「早咲き 桜みちまつり2025」

 「さくら さくらと 唄われし 老木哉 (小林一茶)」

 去る3月15 日(土)名古屋市内では最初に咲くという「早咲き桜みちまつり」が開催されました。今年は遅い春の訪れで、草花の生育は足踏み状態が続いています。まだ咲き始めですが、草花も人々も待ち焦がれた春に期待が集まります。今にも泣き出しそうな空模様の下、大勢の方々が早朝から足を運んでくださいました。子供の縁日、パトカー、消防車試乗など、山吹谷公園は例年通りの可愛い子どの声が明るく響き渡っていました。

 当会も初めての試みとして山吹谷公園の名前の謂れ「ヤマブキ」の花や桜など老若男女に対応できる塗り絵を企画しました。大好評で用意した塗り絵は午前中で終了してしまい嬉しい悲鳴でした。懐かしい思い出に浸ってみえるような方も散見されました。塗り絵に興ずる人々の意気揚々とした笑顔は最高で、久しぶりに素敵な時間を共有できました。

 二葉館では、「マジックショー」や「春のミニコンサート」が開催されましたが、大広間は勿論、階段も人々で埋め尽くされて大変な賑わいを見せていました。マジックの不思議の世界に引き込まれ、お客さんとの駆け引きには歓喜と動揺の声が湧き上がりました。特にお子さんとのコラボはほのぼのとした中に「えっ!ええ~」の驚きの世界が繰り広げられました。和やかな時が流れアンコールもあり、マジシャンの挑戦に拍手の嵐でした。

 春のミニコンサートは澄んだ優しい歌声と楽器演奏に人々は待ち焦がれた春を満喫しているようでした。「ああ~。この歌大好き・・久しぶりにじっくり聞いたわ」と満面の笑み、見ている私も満足、満足!穏やかな春風が通り過ぎていきました。

 また館内は絵葉書コンクールや、書道・絵画などが和室に展示されていました。高校生の熱心な説明に人々は「そうなの?なるほど」と、労いの言葉のキャッチボールがあり、温かな空気が漂っていました。作成の経過や意気込みが実感できる説明でした。

 橦木館では占いの館が開催され、茶室での手相占いは順番待ちの盛況でした。ここは、なぜか家族連れの方が多かったですね。
 カラー診断、タロット、動物占いなどは学生さんや可愛いお子さんたちが真剣に聞き入っていました。静粛な時が過ぎていました。

 一番活気のあったのは、橦木館の謎解きクイズでした。工夫された問題に意気揚々と取り組み元気な声が館内に響き渡っていました。庭園や土蔵、館内のあちらこちらを駆け巡り、久しぶりに子供の歓声を聞いた気がしました。やっぱり子供は明るく元気が一番ですね。

 午後からは雨も降り出しましたが、皆さんそれぞれの春を楽しまれたと思います。今回は子供さんたちの明るく元気な声が“桜咲く”に一役かっている気がしました。桜の見頃は今しばらく続きます。春を感じにお出掛けするのはいかがでしょうか。

桜みちまつり
桜並木(3/19撮)
オオカンザクラ
大盛況の塗り絵
ヤマブキ完成!
子供との共演
澄み渡る歌声に・・
茶室では手相占いが・・

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