報告『自主グループ開設講座「古道歩きしませんか」』

 東生涯学習センター「自主学習講座(3連続講座)」が5月7日、14日、21日に開催されました。時代の変遷を想像しながらの古道歩きは参加者の皆さんからは大変好評で、当時を知る方、初めて体感する方ともに興味津々の好感触でした。熱心にメモを取る方、疑問を解く方、質問から丁寧な回答に納得する方・・相互の会話の中から古道歩きは和気藹々と和やかな雰囲気の中で行われました。共に学びあう大変有意義な3日間であったと思います。新たなコースとして多くの方々に浸透していくといいなと思っています。

 当会では皆様のご要望に合わせたガイドも行っております。お申し込みはHP「ガイド」からお進みください。

【講座報告】
⓵城下の東端を歩く(5月7日) 
 コース内にある寺院のご住職様からは貴重なお話を伺い、通常は見ることのできない大切な宝物を見せていただきました。進むコースに古からの狭い路地があり、当時の生活を想像し歓喜と驚きの散策であったようでした。皆さんの生き生きとした姿に活気づけられたように思います。当時を思い起こし質問される方や、懐かしそうにお話くださる方もおられ相互の貴重な触れ合いが得られるコースでした。

②善光寺街道(下街道)前半(5月14日)
 この街道は下街道とも呼ばれ商人や善光寺参りの人たちにも利用され信仰の道とも呼ばれていたようです。
 善光寺街道の出発点は「伝馬会所札の辻」からですが、今回は東区の高岳駅から出発し、周辺の寺院等を巡りながら下街道の道標(佐野屋の辻)を確認し薬石碑、相生の枡形を経て「赤塚の大木戸」までを歩きました。時代の変遷とともに昔の面影を失った場所もありますが、当時の生活を彷彿とさせるガイドの説明に相槌を打つ方、メモをしっかり取る方と意欲的な学びの姿勢の中にも和やかな雰囲気と満足されたお顔が印象的でした。

③善光寺街道(下街道)後半(5月21日)
 先週に引き続き下街道を大曽根の道標まで歩きました。出発は赤塚神明社から先週の大木戸を確認しながら街道を進みます。江戸時代の相応院境内(跡地)の広大さに驚かれる方もおられました。立ち寄った2寺院では御住職様の寺院の歴史や経緯について丁寧かつ具体的なお話に聞き入り、熱心にメモを取られる方もおられました。院内をご案内いただき皆さん大変喜ばれておりました。大曽根道標までの2時間コースでしたが皆さん活気にあふれた有意義な散策であったと思います。

 3日間を通して新企画のコースもありましたが、参加者の真摯な取り組みにガイドも自然と熱がこもっていたようです。お互いの相乗効果で良い結果になっていったと思われます。参加者からはとても良かったのでまた実施して欲しいという嬉しいお声も聞かれました。

 東区にはまだまだ魅力ある建造物や埋もれた魅力が満載です。会員相互の学びを深めつつ今後の活動に繋げていけるといいなと思います。秋のイベントなどもHPでお知らせしていきますので、覗いてみてくださいね

古道を歩く
家康の菩提所(情妙寺)
清沢満之得度(覚音寺)
佐野屋の辻道碑
熊野屋資料室(江戸時代から続く)
名古屋三景の關貞寺
尾張四高祖の寺(本覚寺)
下街道の大曽根道標

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