歩こう文化のみちの一環として開催された特別企画のうち、11月25日(月)開催の「尾張徳川 義直・宗春ゆかりの東コース」に帯同しました。当日は好天に恵まれ、熱心な参加者の学ぶ姿とガイドの資料提示などを併用しての丁寧な案内に秋の日差しの元、絶好の歴史散策日和となりました。
このコースは尾張徳川家、特に宗春ゆかりの御下屋敷跡や神社を巡りますので毎回好評です。今回は家康の菩提を弔うための位牌所としての「情妙寺」、宗春の菩提を弔うための「無量寿院」では、本堂で講話をお聞きする貴重な時をいただきました。ご住職様の歴史を継承する大切さや、寺宝についてのお話や普段は未公開の寺宝の公開もしていただき、参加された皆様の目は輝き真剣さがひしひしと伝わってきました。「江戸時代」の歴史との遭遇を実感できたのではないでしょうか。参加された方々の満足げなお顔が、歴史の真髄に触れることができたことを物語っているようでした。
地下鉄桜通り線「車道」を出発しました。
御神体は要石と言われる大石の物部神社➡︎今は掲示板に名前だけが残る東矢場町➡︎江戸時代には城の警護に当たる人々が住んでいたという城番公園➡︎情妙寺での講話、宝物観賞➡︎自然院➡︎6月に曳航される山車庫(毎年6月第1日曜日に徳川園で山車揃えが行われる)➡︎鉄筋コンクリートの校舎は市内で一番古い筒井小、今親鸞と称された清沢満之の銘板➡︎徳川家菩提寺の建中寺総門➡︎御下屋敷跡は二代藩主光友により造営され七代藩主宗春が蟄居謹慎された場所、吉宗から拝領した朝鮮人参の栽培は薬園の始まりとされる➡︎この薬草園北部に尾張藩戸山屋敷内にあった精林庵を移しその後「無量寿院」と改められた➡︎永平寺名古屋別院へ。
昔の状況を当時の資料で丁寧に分かり易く説明され、「へえ~、なるほど!」資料を食い入るように見て納得する場面も多々ありました。2時間の内容の濃い散策でしたが終了後、次回への要望もあり、意義ある学びと触れ合いができたのではないでしょうか。青空に浮かぶ雲や色づき始めた街路樹が優しく見守ってくれ和気藹々と散策でき、素敵な時間を共有できました。
当会では皆様のご要望に合わせたガイドを行っております。お申し込みはHPからどうぞ。
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