報告「歩こう文化のみち2024」

 「秋高し 雲より上を 鳥かける(正岡子規)」

 去る11月3日(祝・日)、秋恒例の「歩こう文化のみち」が行われました。秋麗の日和に恵まれ、老若男女の皆さんがイベント、クイズラリー、コンサート、展示会など多岐にわたる開催を楽しまれていました。今年は11月2日~11月24日まで開催されますので、これからも興味のあるイベントをじっくり堪能できるかと思います。暑かった夏から一転した秋空を愛でながらの文化のみち散策はいかがでしょうか。

 今回は長期にわたる開催であり、各所で興味あるイベントが続きますが、この度は11月3日に限って「歩こう文化のみち」を見学しながら、ゆっくりと草花、雲、小鳥の囀りなどを楽しみながら歩いてみました。

 文化のみちとは名古屋城から徳川園にかけての一帯をいいます。この地域は名古屋の近代の歩みを伝える貴重な遺産や文化財が多く残されている地域で、これらの事象をより深く知っていただくために毎年開催されています。

 当会の拠点でもある佐助邸から出発し、徳川園までをご一緒に探索してみましょう!

 当会拠点の佐助邸から出発・・佐助邸では各部屋にある襖絵・引き手の紹介や佐助翁ゆかりの品々の展示(11/27まで展示)、生活を垣間見ることもできます。大学と共催のロボホンと謎解きは正解すると缶バッチがもらえました。尾張漫才は華やかに繰り広げられ、大きな笑いが巻き起こっていました。

 お隣の春田鉄次郎邸では100周年記念行事が開催され、参加された方々は興味津々でお話を聞いていました。また懐かしい品々やパネル展示もあり、これは11/24まで催されています。

 カトリック主税町教会・橦木館・二葉館では当会の定点ガイドが行われ、案内を聞きながら大正ロマンを満喫されているようでした。

 禅隆寺では平和への願いを込めた子供の絵の展示、連鶴作家の見事な作品展示がされていました。紅葉寺として有名ですが、色づき始めたところでした。

 養念寺はマルシェ&コンサートやワークショップ、ヨガなどが賑やかに催されていました。圓勝寺は午後からのイベントでしたので御門からそっと観させて頂きました。

 陶磁器会館では、企画展、絵付け体験などが開催され、クイズラリーで立ち寄る方も見られました。それぞれの楽しみ方を満喫されているようでした。

 東海学園、徳源寺を覗きながら徳川園へ・・徳川園では20周年記念行事が開催され、東区の山車、からくり競演、名大「快踊乱舞」演技、鍋屋上野町源氏天流棒の手の演技が披露されました。老若男女の歓声とどよめき、大きな拍手が沸き起こっていました。秋空に大きくコダマしていました。長かった夏を吹き飛ばせたのではないでしょうか。木々の紅葉も始まっていますし、イベントはこれからも続きます。パンフレットや各所のHPをご確認の上、懐かしい秋空のもと、日毎に短くなる一日を楽しんで下さい。

佐助翁のルーツ
襖の引き手
春田邸の大正を辿って
橦木館のイベント
二葉館ガイド
鍋屋上野町源氏天流棒の手演技
山車囃子・からくり競演
庭園の秋

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