去る10月26日、27日(土、日)恒例、秋のイベント『ときめきの風は東から「生涯学習まつり2024」』が開催されました。このイベントはセンターで学ぶ皆さんの日頃の成果発表と交流の場となっています。キャッチフレーズは「行ってみよう!見てみよう!やってみよう!」です。来館された方々は、それぞれお目当てのブースでの手作り体験や作品観賞、熱のこもった演奏、手品の発表を楽しまれていました。少し遅れて来た“秋”を心ゆくまで楽しまれているようでした。
当会は例年とは趣向を変え、2階の一部屋をお借りして、落ち着いた雰囲気の中でパネル展示と動画による会の活動紹介を実施しました。じっくり静かに観賞してくださる方やガイドの説明に納得し「そうなんですね」「なるほど!なるほど」と言葉を交わしながら活動地域への興味や関心を示してくださる方もおりました。動画での試みは椅子に座ってゆっくり観賞できたので、皆さんの穏やかなお顔が印象的でした。
今年は、会員募集の一環として「橦木亭マイク(会員)」の「英語で落語」を行い、会場は大盛況でした。きめ濃やかな仕草や語りに感心しながら、どっと笑いが巻き起こる場面もありました。ベビーカーに乗った赤ちゃんも手足を動かして楽しんでいるようで、微笑ましい一幕がそこにはありました。面白さや楽しさは場の一体感と共に通じることを実感しました。
好評の「センター祭り協賛散策会」も2コースを開催し、「江戸時代にタイムスリップ」を大いに楽しまれたようです。時代の変遷とともに変わるもの、継承されているものをガイドの案内で体感し、確認していく作業は興味津々で本気度が伝わってきました。東寺町散策では、“江戸と今”に想像を巡らしながら、その事象を確認していました。
御下屋敷コースは当時を知る方は「そうそう、ここを市電が走っていたね」「えっ、あの有名なチームの体育館?」と懐かしい思い出とともに蘇る方もおられ、和やかな雰囲気に包まれる場面もありました。散策途中では、所々で金木犀の甘い香りが散策の足をとめさせてくれました。時には周囲に関心を持ってみると、新しい何かに出会えるかもしれませんよ。
会館全体は遅れてきた“秋”を満喫するかのように華やかな雰囲気に包まれました。ロビーでは“秋”に相応しく山菜の炊き込みご飯や手作りパンなどが販売され大好評でした。日頃の成果を発表するチームもあり手拍子などで盛り上がりました。視聴覚室では活動発表が粛々と行われ、笑いあり、感動ありの和やかな雰囲気の空間が広がっていました。
体育室では、展示や体験コーナーが繰り広げられていました。今年は子供広場も充実し、賑やかな子どもの声が響いて明るい雰囲気でした。ダンスパフォーマンスや輪投げプラレールは人気のようでした。体験コーナーはじっくり取り組む方が多く、出来上がる過程での感動を楽しんでいるようでした。にっこりされた笑顔から、出来栄えの満足度が伝わってきました。 有意義な出会いが今後に繋がっていくと良いですね。
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