「水仙や 古鏡の如く 花をかかぐ(松本たかし)」
気品のある清楚な花が、道ゆく人の目を楽しませてくれます。水仙の花と静謐な空気が、古鏡と相まったのでしょうか。「今と昔」を呼び起こします・・・。
令和7年2月8日(土)、文化のみち二葉館は開館20周年を迎えます。愛知万博が開催された2005年2月8日(語呂合わせで”ふたば″)に、旧川上貞奴邸は現在地に移築され、毎年「ふたばの日」として開催されてきました。今年は特に20年の節目であることから、女優第一号として活躍した貞奴に関連した催しが開催されます。貞奴の人となり、電力王といわれた福沢桃介の事業パートナーとしての貞奴さんの活躍などを通して、大正ロマン溢れる邸宅を堪能できることと思います。
赤い煉瓦のモダンな屋根は一際目を惹きます。大広間に嵌められているステンドグラス[初夏]には目を奪われます。 日常の喧騒から逃れて、ホッと和む空間をお楽しみいただけると思います。そのほかステンドグラスには、[踊り子][アルプス]などなど、2階にそっと嵌っている[もみじ]は貞奴さんの好きな図柄だと聞きました・・・。
館内には、電灯の傘などにも紅葉のモチーフが設えられていますので、時間に余裕があれば探しながらの館内巡りも楽しいかもしれません。時には大正ロマン溢れる意匠や建築のあとを想像し、ドキドキ、ワクワクを体感しながら巡ってみてみるのはいかがでしょうか。きっと新しい出会いが待っていると思います。
今回は開館20周年ということで、興味深いイベントも目白押しです。また貞奴オンパレード展示「2/8(土)~2/14(金)」では、知られざる貞奴の一面が発見できるかもしれませんよ。そして、日常生活を垣間見ることができる、貞奴の愛した「雛人形」、お琴など「2/19(水)~2/24(月・振)」貴重な品々も展示されます。
2/8、9日(土、日)は終日入館料無料です。また8日のみ、入館者プレゼント(100名)があります。会期時期が異なるものもありますので、詳細は各所配布のパンフレット、または二葉館のHPでご確認ください。
当会では、2/8(土)10:00から15:00まで館内ガイドを行なっております。お気軽にお声掛けくださいね。
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