「東区文化のみちガイドボランティアの会」が名古屋市東区「文化のみち」の魅力を紹介します
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佐助邸あれこれ

佐助邸あれこれ

平成27年は、「戦後70年」ということで、マスコミでも数多くの話題が取り上げられました。当会でも秋のイベントでは「〜今と昔〜」展を開催しましたが、ずっと心に秘めていたお話しや、町の変貌を惜しみながらの熱いお話に暫し時を忘れるほどでした。必ずや、次世代に繋げていくべき貴重なお話だと思いつつ、平穏な日々に感謝、感謝です。
常駐している佐助邸も、洋館は大正5年、和館は大正12年に増築され、大正、昭和、平成と、かれこれ100年の歴史を刻んできています。空調設備も当然ない当時の建物、お日様のぽかぽか縁側、頬をなでる心地よい風は最高の建造物だったのだと思います。今も同じ状態の建物に、来邸される方々も年代によって感じ方は様々ですが、一様に“ほっとしますね“の言葉に全てが語り尽くされている気がします。そんな中、貴重な建物の保存のため、襖の補修が行われています。
一方、前庭では枯れてしまったかと思われていた「トベラ 注1」が新芽を出しました。花が咲くとモンシロチョウや小鳥がきて遊んでいた木です。自然の営みの凄さに感動です。何処にエネルギーが潜んでいたのでしょう。何か良いことがありそうな予感がします。今まで、実のなることさえ気づかなかった塀際のトベラは真っ赤な実を付けており、そっと語りかけてくれました。本当に“びっくりぽん”でした。年の締め括りに、皆さまにも幸せのお裾分けでしょうか。
今年1年間、お付き合いいただきありがとうございました。お揃いで良い年をお迎えください。
注1:節分に、この木を扉に挟んで邪気を払う風習があったため「とびらの木」がなまって付いた名前。

CIMG2214修復された襖 CIMG1785前庭
修復された襖 静寂の前庭
CIMG2203新芽 CIMG2198トベラの新芽
柔らかな陽ざしの中で 幹には大きな空洞が・・
CIMG2247トベラの実 CIMG2197
トベラの実 お節に必要なクチナシ

佐助邸あれこれ

主税町筋に存在し、大正・昭和・平成・・と時代を見続ける佐助邸(注1)。冷暖房の当たり前になった昨今ですが、今なお頑なに、自然との共生を味わえる貴重な空間です。時折、部屋を通り抜ける爽やかな風に、「ア〜気持ちいいですね!」「子どもの頃を思いだすわ」と思わず笑みがこぼれるようです。天井にある昭和30年代と思われる扇風機を見つけ、「あった!あった!こんなのが」と懐かしい時代の記憶が一気に蘇るようです。記憶の糸をたぐり寄せ懐かしむ人、興味深げに同意を求める人、何故か正座で畳に座る人・・。そこには様々な体験からうみだされる、人間模様があります。
佐助邸では、目線を上下左右・・・くまなくご覧いただくと、思わず驚かれる様な工夫が凝らされています。例えば玄関にある段差、これは何故??目線を上げれば、各部屋それぞれにマッチした灯りが輝いていますし、懐かしい碍子の配電盤やガス灯(実際に使用していたもの)も残されています。来邸された多くの方が、何故か畳を数えられます!なぜなんでしょう?そんな不思議の世界を探索なさっては如何でしょう。
庭に目を向けると、緑の木々と真っ赤な珊瑚樹が暑気払をしてくれることでしょう。時にはゆったりと新涼を味わって下さい。

CIMG7863 CIMG3837吊り床
大広間には当時を偲ばせる品々・・・ 洋館2階 桝床
CIMG3841電灯 CIMG3817応接間シャンデリア
蓮の花をイメージ?! 大広間のシャンデリア
CIMG4022珊瑚樹 CIMG3820当時の配電盤?
珊瑚樹 碍子の配電盤

注1:カテゴリー「佐助邸あれこれ」をダブルクリックしていただきますと、四季折々の佐助邸がご覧いただけます。

佐助邸あれこれ

「目には青葉 山ホトトギス・・・」と詠われるように、佐助邸も新緑の風が心地よく、小鳥のさえずりや、連子無双窓を通り抜けるそよ風が最高のおもてなし?・・です。薫風の中、縁側で静かに若葉と対話するのも乙なものですよ。
今回はそんな心地よい風を感じつつ、普段は目に留めることの少ない襖の取っ手などの、隠れた見どころを写真でご紹介したいと思います。
各部屋には、その部屋に合わせて設えられた襖絵と取っ手が、重厚な雰囲気を醸し出しています。豊田綱領(注1)の一つに「華美を戒め質実剛健たるべし」という文言がある如く、豪華絢爛ではありませんが、そこかしこに、その志が見え、佐助さんのお人柄が偲ばれると思います。
2階には、今では殆ど見られなくなった夏障子が嵌められています。当時は季節毎に生活をより快適に過ごすための工夫や知恵がいっぱいあったのです。四隅の小さな取り付け家具を見て、「あっ!蚊帳を吊るためですね」と気づかれる方はかなりの通です(年が分かるかも・・?)。冷暖房完備の現在では考えられない、穏やかな時の流れを佐助邸で実体験してみてはいかがでしょう。
ご案内している時、昔を懐かしく思い出される方、「えっ!」と驚かれる方と様々ですが、楽しい会話から新しい出会いやふれ合いの場になることもあります。輝く光の中、時には懐かしい時代へとタイムスリップしてみませんか。
【山も庭も 動き入るるや 夏座敷(芭蕉)】
★火・木・土の10時から15時30分まで常駐ガイドを行っております。お気軽にお声かけください。

CIMG2666 CIMG2434新緑と灯籠 CIMG2663満開のツツジ
前庭から和館 新緑と灯籠(前庭) 満開のツツジ
CIMG2703猫間障子から見る庭 CIMG2683夏障子 CIMG2686襖杭州の図
猫間障子から前庭 夏障子 洋館2階(中国黄山)
IMAGE332取っ手仏間 CIMG2689 DSC_3144取っ手2階
取っ手(鶴) 取っ手(鳳凰?) 四角の取っ手
CIMG2679 DSC_3143蝶@ DSC_3138象嵌@
六角形(鶴) 蝶と鳥 象嵌(蝶)

注1:トヨタの経営の「核」として貫かれてきたのが「豊田綱領」です。
トヨタグループの創始者、豊田佐吉の考え方をまとめたものです。

佐助邸あれこれ

 二十四節気の「雨水」も過ぎ、陽ざしも僅かずつ春のものになってきています。佐助邸の庭にも紅白の梅が一輪また一輪とほころんできています。待ちかねたように、ツグミやセキレイ、スズメが木立の間で活動を始めました。春の日を浴びながら草花と戯れる小鳥の仕草が、ほっこり優しいひとときを演出してくれます。
 佐助邸内では3月3日のお節句に合わせ、お雛様(注1)が飾られ、当時の佐助さんの生活を垣間見ることが出来るはずです。現在、文化のみち(名古屋城から徳川園まで)でも雛めぐりが(注2)開催されており、古式ゆかしいお雛様、現代風のお雛様などなど、多岐に亘る雛人形を堪能することが出来ます。そしてスタンプラリーを実施しており、素敵な景品もいただけますよ。
 スタンプラリーには入っていませんが雛めぐりを楽しみながら、佐助邸でのんびりと春の訪れを感じながら、古の建物を眺められるのも一興でしょう。
 道すがらでは、樹木が芽吹きの準備をし、あるいは蕾を膨らませて歓迎してくれますよ。運が良ければ思いがけない春に出会えるかも・・・。
◎当会では、佐助邸において「火・木・土」の午前10時から午後3時半まで、邸内ガイドを、また二葉館では「火・木・土」の午前11時20分、午後1時20分に定時ガイドを行っております。お気軽にお声かけ下さい。

CIMG1659 CIMG1645佐助邸 CIMG1670
  梅が春を告げ・・   家族と一緒に   ツグミも楽しげに
CIMG1593美術館 CIMG1375雛縮 CIMG1603市政資料館@
美術館、玄関でお出迎え 徳川園、花餅とお雛様 さて?探してくださいね

注1:東濃地方の土雛(会員所蔵)
注2:雛めぐりの詳細はこちらからどうぞ

佐助邸あれこれ

 本年も残すところ僅かとなりました。東区の中で「あれこれ」を探しながら、そちこちの路地を右往左往(方向音痴のせい)、道草が貴重な学びの場となることもしばしばでした。信号待ちの方に道を尋ね、思いがけず歴史談義になることもありました。「ほんとぉ〜?気づかなかったわ!」新発見に直ちにUターンしたり、公園のひなたぼっこの方に仲間入りし、昔はね・・と懐かしい「古の世界」へ一足飛びして、至福の時を過ごしたことも。
 今年一年、自然の猛威に驚かされ、数多くの事件を嘆いたりあきれたりしました。当会も佐助邸を起点とし、来邸の方々との触れ合い、時には貴重な助言をいただきつつ、学びの場にさせていただける幸せを感じながら、知らないことのあまりの多さに自己嫌悪の連続でした。これを打破するためには会員同士の研鑽が必須ですし、研修会や見学会、意見交換の場を設け、お互いに切磋琢磨しながら、半歩でも前進するよう心がけたつもりです。
「あの花の見頃はいつまで?」「見て来たよ!」などと、声をかけていただけると素直に嬉しく、頑張ろう!という気になりました。慌ただしい一年でしたが、実りも多く感謝の年でした。ありがとうございました。そして来る新年もよろしくお願いします。
 どうぞお健やかに、佳い年をお迎えください。
【休館のお知らせ】
☆佐助邸は12月29日(月)から1月5日(月)までお休みです。
☆二葉館は12月29日(月)から1月3日(土)まで、1月4日(日)から開館します。
詳しくはこちらからどうぞ

CIMG0926佐助門縮 CIMG0928雪の庭縮
9年ぶりの大雪・・(12月18日撮映) 未踏の庭、見事な化粧でお迎えです
CIMG0838 のコピー研修縮 CIMG9174若き日の母縮
研修会の様子 実地研修(見学会)

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開館日とガイド実施時間

◆旧豊田佐助邸
月曜日休館(祭日が月曜日なら翌日)
開館時間: 10:00~15:30
ガイド常駐日:火、木、土
◆文化のみち二葉館
月曜日休館(祭日が月曜日なら翌日)
開館時間: 10:00~17:00
定時ガイド: 火、木、土
10:45、13:20の2回
30~40分
◆徳川園
月曜日休園
開園時間: 9:30~17:30
定時ガイド: 金曜日
13:00~15:30

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