「東区文化のみちガイドボランティアの会」が名古屋市東区「文化のみち」の魅力を紹介します
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佐助邸あれこれ

佐助邸あれこれ

「目には青葉 山ホトトギス・・・」と詠われるように、佐助邸も新緑の風が心地よく、小鳥のさえずりや、連子無双窓を通り抜けるそよ風が最高のおもてなし?・・です。薫風の中、縁側で静かに若葉と対話するのも乙なものですよ。
今回はそんな心地よい風を感じつつ、普段は目に留めることの少ない襖の取っ手などの、隠れた見どころを写真でご紹介したいと思います。
各部屋には、その部屋に合わせて設えられた襖絵と取っ手が、重厚な雰囲気を醸し出しています。豊田綱領(注1)の一つに「華美を戒め質実剛健たるべし」という文言がある如く、豪華絢爛ではありませんが、そこかしこに、その志が見え、佐助さんのお人柄が偲ばれると思います。
2階には、今では殆ど見られなくなった夏障子が嵌められています。当時は季節毎に生活をより快適に過ごすための工夫や知恵がいっぱいあったのです。四隅の小さな取り付け家具を見て、「あっ!蚊帳を吊るためですね」と気づかれる方はかなりの通です(年が分かるかも・・?)。冷暖房完備の現在では考えられない、穏やかな時の流れを佐助邸で実体験してみてはいかがでしょう。
ご案内している時、昔を懐かしく思い出される方、「えっ!」と驚かれる方と様々ですが、楽しい会話から新しい出会いやふれ合いの場になることもあります。輝く光の中、時には懐かしい時代へとタイムスリップしてみませんか。
【山も庭も 動き入るるや 夏座敷(芭蕉)】
★火・木・土の10時から15時30分まで常駐ガイドを行っております。お気軽にお声かけください。

CIMG2666 CIMG2434新緑と灯籠 CIMG2663満開のツツジ
前庭から和館 新緑と灯籠(前庭) 満開のツツジ
CIMG2703猫間障子から見る庭 CIMG2683夏障子 CIMG2686襖杭州の図
猫間障子から前庭 夏障子 洋館2階(中国黄山)
IMAGE332取っ手仏間 CIMG2689 DSC_3144取っ手2階
取っ手(鶴) 取っ手(鳳凰?) 四角の取っ手
CIMG2679 DSC_3143蝶@ DSC_3138象嵌@
六角形(鶴) 蝶と鳥 象嵌(蝶)

注1:トヨタの経営の「核」として貫かれてきたのが「豊田綱領」です。
トヨタグループの創始者、豊田佐吉の考え方をまとめたものです。

佐助邸あれこれ

 二十四節気の「雨水」も過ぎ、陽ざしも僅かずつ春のものになってきています。佐助邸の庭にも紅白の梅が一輪また一輪とほころんできています。待ちかねたように、ツグミやセキレイ、スズメが木立の間で活動を始めました。春の日を浴びながら草花と戯れる小鳥の仕草が、ほっこり優しいひとときを演出してくれます。
 佐助邸内では3月3日のお節句に合わせ、お雛様(注1)が飾られ、当時の佐助さんの生活を垣間見ることが出来るはずです。現在、文化のみち(名古屋城から徳川園まで)でも雛めぐりが(注2)開催されており、古式ゆかしいお雛様、現代風のお雛様などなど、多岐に亘る雛人形を堪能することが出来ます。そしてスタンプラリーを実施しており、素敵な景品もいただけますよ。
 スタンプラリーには入っていませんが雛めぐりを楽しみながら、佐助邸でのんびりと春の訪れを感じながら、古の建物を眺められるのも一興でしょう。
 道すがらでは、樹木が芽吹きの準備をし、あるいは蕾を膨らませて歓迎してくれますよ。運が良ければ思いがけない春に出会えるかも・・・。
◎当会では、佐助邸において「火・木・土」の午前10時から午後3時半まで、邸内ガイドを、また二葉館では「火・木・土」の午前11時20分、午後1時20分に定時ガイドを行っております。お気軽にお声かけ下さい。

CIMG1659 CIMG1645佐助邸 CIMG1670
  梅が春を告げ・・   家族と一緒に   ツグミも楽しげに
CIMG1593美術館 CIMG1375雛縮 CIMG1603市政資料館@
美術館、玄関でお出迎え 徳川園、花餅とお雛様 さて?探してくださいね

注1:東濃地方の土雛(会員所蔵)
注2:雛めぐりの詳細はこちらからどうぞ

佐助邸あれこれ

 本年も残すところ僅かとなりました。東区の中で「あれこれ」を探しながら、そちこちの路地を右往左往(方向音痴のせい)、道草が貴重な学びの場となることもしばしばでした。信号待ちの方に道を尋ね、思いがけず歴史談義になることもありました。「ほんとぉ〜?気づかなかったわ!」新発見に直ちにUターンしたり、公園のひなたぼっこの方に仲間入りし、昔はね・・と懐かしい「古の世界」へ一足飛びして、至福の時を過ごしたことも。
 今年一年、自然の猛威に驚かされ、数多くの事件を嘆いたりあきれたりしました。当会も佐助邸を起点とし、来邸の方々との触れ合い、時には貴重な助言をいただきつつ、学びの場にさせていただける幸せを感じながら、知らないことのあまりの多さに自己嫌悪の連続でした。これを打破するためには会員同士の研鑽が必須ですし、研修会や見学会、意見交換の場を設け、お互いに切磋琢磨しながら、半歩でも前進するよう心がけたつもりです。
「あの花の見頃はいつまで?」「見て来たよ!」などと、声をかけていただけると素直に嬉しく、頑張ろう!という気になりました。慌ただしい一年でしたが、実りも多く感謝の年でした。ありがとうございました。そして来る新年もよろしくお願いします。
 どうぞお健やかに、佳い年をお迎えください。
【休館のお知らせ】
☆佐助邸は12月29日(月)から1月5日(月)までお休みです。
☆二葉館は12月29日(月)から1月3日(土)まで、1月4日(日)から開館します。
詳しくはこちらからどうぞ

CIMG0926佐助門縮 CIMG0928雪の庭縮
9年ぶりの大雪・・(12月18日撮映) 未踏の庭、見事な化粧でお迎えです
CIMG0838 のコピー研修縮 CIMG9174若き日の母縮
研修会の様子 実地研修(見学会)

佐助邸あれこれ

 見渡す限りの新緑に囲まれ、春を楽しむ小鳥や蝶が庭園で遊んでいます。やや殺風景だったひと頃からは見間違うばかりのこの景色、心も和んできます。
 このところ、佐助邸は一寸したブームになっています。先日、トヨタ自動車関係のTVドラマが放映された影響から、「テレビを観て来ました!」「あの俳優さんはどの方ですか?」と、系図の前で普段とは違う会話が弾んでいます。又ある新聞では「車への情熱を燃やした喜一郎氏の特集」があり、別紙ではトヨタに関する連載もあり、マスメディアの影響は予想外の大きさになっています。そんな折、喜一郎氏の胸像が佐助邸に飾られることになりました。何故?佐助邸に喜一郎さんの像?と思われるも知れませんが、喜一郎さんは佐助さんの兄、発明王佐吉翁の長男ですので、叔父と甥の関係になります。兄である佐吉翁とは16歳離れていたこともあり、喜一郎さんの幼少時はよく子守をされており、喜一郎さんはとても慕っていたそうです。そしてまた一つ思いがけない事が起きました。「クラシックカーのパレード(注1)」です。パレードにはトヨタの車も3台走行するとのことで、慌ててカメラを構えました。
 こんな思いがけないことの連続しているここで、佐助邸の歴史、偉人の繋がり、懐かしい縁側を直にご覧になってみませんか。

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         静かな時を刻んで・・           喜一郎氏胸像
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           新緑の庭園            彩りを添えて
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        TOYOTA 2000 GT         フララちゃんも参加

注1:4月18日(金)に開催されました。これはクラシックカーで名所旧跡を訪ねるイベントで、スタンプラリー形式で行われるものだそうです。今年は徳川園も参加されました。
★当会では、「火・木・土」の10時から15時30分まで佐助邸に常駐し、ガイドを行っています。
  また毎週(金)13時から15時30分まで徳川園において定時ガイドを行っています。

佐助邸あれこれ

 今日は、あの東日本大震災から3回目の3月11日。それぞれの人が、それぞれの感慨を抱きながらも強い絆で、お互いを思いやり助け合いながらの姿を辿る各種の報道には心打たれました。また一方では、貴重な体験、文化遺産を次世代に残していくための地道な努力が続けられていることに感銘しました
 今回は前回に引き続き、佐助邸の「石灯籠、注1」にスポットを当ててみたいと思います。庭内には三つの灯籠があり、付近の草木の引き立て役となったり、時に景観のワンポイントとなって、この庭を一層引き立たせています。特に、1階2階の縁側からの眺めは、独特の雰囲気を醸し出し、存在感があります。
 庭の奥には、全長10メートルほどの流れ石組みで造られた細長い池があり、(現在は枯流れ)中ほどに石橋のあとがあります。石橋の袂石上に雪見灯籠(注2)が優しく邸内を見つめていますし、西側には、火袋に「濡」「鷺」と陽刻された珍しい濡鷺灯籠があり、見学される方々に微笑みかけているようです。東側に目を転じると、しなやかなにうねった赤松の側で、春日灯籠(注3)が佇んでいます。現在は紅白梅が咲く傍で草木が、新芽を蕾を膨らませ、来たるべき日に備えています。

CIMG9238雪見 CIMG9235池と雪見
          梅と雪見灯籠      池の護岸石組み(景石を配置)
CIMG9232濡れ鷺 CIMG9229春日灯籠
       濡鷺灯籠      春日灯籠(鹿と雲・・)

注1:②石灯籠の用途は明かり取りであるが、庭園内では見付として、つまり注意を喚起するために据えることが多い。
注2:「雪見」の語源は「浮見」が変化した語。竿と中台がないため高さが低い。特徴は、主に水面を照らすために用いられていたので、笠の部分が大きい
注3:灯籠といえば春日型を指すほど灯籠の基本となるもの。火袋は六面、前後に火口があり、鹿・雲・・などがあるので見つけやすい。バランスの取れた形の良いものである

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開館日とガイド実施時間

◆旧豊田佐助邸
月曜日休館(祭日が月曜日なら翌日)
開館時間: 10:00~15:30
ガイド常駐日:火、木、土
◆文化のみち二葉館
月曜日休館(祭日が月曜日なら翌日)
開館時間: 10:00~17:00
定時ガイド: 火、木、土
10:45、13:20の2回
30~40分
◆徳川園
月曜日休園
開園時間: 9:30~17:30
定時ガイド: 金曜日
13:00~15:30

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