「夏草や 兵どもが 夢の跡」松尾芭蕉の俳句は有名ですが、東区にも貴重な夢の跡と素敵な歴史が残されています。この度、高岳福祉会館(東区2)において、「輸出陶磁器のまちー東区」と題してオープン講座が開催されることになりました。講師を当会が担当させていただき、東区の知られざる、また隠れた遺産や歴史を紐解きたいと、ただ今準備中です。時代の移り変わりと共に変遷していく事象も多々ありますが、記憶に留めておきたい事柄もあるのではないでしょうか。ご一緒に古を探索する、静かな旅に出かけてみませんか。
(福祉会館利用証が必要です。会館案内または会館にご確認下さい)

日にち:平成30年7月18日(水)
時 間:午後2時〜午後3時半(開場 午後1時から)
場 所:高岳福祉会館 3階 
テーマ:〜東区の歴史を学びましょう〜
    「輸出陶磁器のまちー東区」

  貴重な遺産として残していきたい場所として、昨年10月主税町公園(絵付け工場跡地)に「名古屋市輸出陶磁器産業ゆかりの地」の銘板が設置されました。何か?と、足を止めてゆっくり読む方、目を凝らし見つめている子ども、時には感慨にふけっておられる方も見受けられます。今までは市民の憩いの場となっておりましたが、夢の跡が蘇り新たな史跡となり、新しい時を刻み続けていくことでしょう。今は小鳥のさえずりや、鮮やかなグリーンに囲まれて人待ち顔の銘板がそこにはあります。そっと覗いて見てください。

 足を延ばして主税町筋や橦木筋に伺うと、陶磁器輸出業で活躍された方々の面影ある邸宅や、絵付けをされた人々が住まわれた長屋も僅かに残っています。当時を偲ぶ陶磁器産業の歩みや資料、貴重な陶磁器などは陶磁器会館に保存されています。今回は、知っている人も、ご存知ない人もご一緒に「いまと昔」を映像で楽しんでみませんか。出会えるかは当日のお楽しみにしましょう!!

 この地域は、名古屋市で「文化のみち」として特別に位置づけている場所です。そこは、名古屋の近代化の歩みを今に伝える、名古屋城から徳川園に至る歴史の宝庫ともいえる一帯です。毎年11月3日には「歩こう文化のみち」としてイベントを開催しています。今回の講座はきっと良い指針となってくれることでしょう。皆さまのお越しをお待ちしております。

   オープン講座案内    7月予定標(マーク)
   主税町公園の銘板    春田鉄次郎邸
市政資料館(控訴院最古の庁舎)   当時を偲ばせる煉瓦塀
  橦木館内から庭を臨む   陶磁器会館展示品