今、庭園一面は目映いばかりの新緑です。今回は、その規模、素材を現世にまで誇示する大名庭園を紹介します。黒門口を入り橋の上から北の方向を見ると、荘厳な守護石が目に入ってきます。海のゾーンを散策しながら龍仙湖の西湖堤を渡り、ボタン園側から(逆コースも可)島巡り(注1)をしていく途中では、守護石や豪壮な石が見られます。これと対比して、その周辺には優しくサツキが咲いています。そして最後は湖上に浮かぶ亀島です。島を渡り観仙楼に向かうと湖岸に30tはあるといわれる「さざなみ石」が静かに横たわっています。そしてその後は「龍門の瀧」の雄大な滝と、龍伝説にも思いを馳せられたら如何でしょう。ゆっくり森林浴をしながら、木々や水面、石としばし会話をしてみるのも乙なものではないでしょうか。
★当会では毎週金曜日、13時〜15時30分 定時ガイドを行っています。
新緑越しに見える守護石 | 花との競演(守護石) |
亀島と西湖堤 | さざなみ石 |
注1:龍仙湖は三河湾を模して作られており、湾に浮かぶ三つの島、「篠島・日間賀島・
佐久島」を橋で繋いで島巡りを楽しんでいただけます。
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