様々な木々が一斉に芽吹き、若葉が町の背景を変え始めました。山吹小学校の東にある山吹谷公園も初夏への装いを始めました。この公園は以前にも紹介したように(注1)尾張名所図会にもありますが、当時は山吹の名勝地でお花見を楽しんだ場所でもあります。この山吹、今は北東角の一角と東南の植え込みだけになりましたが、古を思い出させる如くに存在し、ちょうど今が見ごろです。園内に入ると当時を偲ばせる坂道もあり、その先に広い公園・・過去と現在のつながりを感じることが出来ます。
そして、東南の植え込みに2本の大木が植えられています。この木は、「東区の名木」にも指定されているカンポウフウ(嵌宝楓)で別名をシナサワグルミという、中国黄河流域が原産地のものです。昭和38年頃に植えられ、初夏には薄緑色の実が藤の花のように垂れ下がっているのが見られます。時には静かに花や木の歴史を振り返られたらいかがでしょうか。(東区の名木参照)
注1:こちらからご覧ください。
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コメント
コメント一覧 (1件)
東区西部では、ナナコ、主税町とならんで子どもたちにも人気の山吹谷公園。
夏、カンポウフウの木陰は、とても爽やかです。