「蝋梅や 雪うち透かす 枝のたけ(芥川龍之介)」
二十四節気の大寒が巡って来たと思った途端に暦通り寒さは倍増、名古屋は雪の薄化粧が続き自然の営みに脱帽ですね。
徳川園も草木が雪化粧をして皆さんの散策の道案内を優しくしてくれています。全国的には大雪情報も出されていますが、今のところ名古屋は陽光とともに雪も溶け、すっぴんに戻ってしまいました。これも風情がありますが、良いシャッターチャンスを捉えるのは難しいようでした…。「朝一番で来たのにな~」の声があちら・こちらで聞かれ、雪談義は続いていましたよ。自然との共存は難しいけれど楽しみもありますね。探し探して蝋梅、椿は成功しました。残念ながらお目当ての霜柱(注1)は消えていました。
徳川園では毎年恒例の「寒を遊ぶ 徳川園の冬牡丹」を開催中ですが、牡丹は花の女王です。大輪の花を優雅にそして凛として散策のスポットとして皆さんの足を引き留めています。じっくり観察する人、ベストショットを探す人、お気に入りの花を見つけて笑顔満開の人と様々ですが、皆さんの穏やかな笑顔が伝わって辺りは明るく輝いていましたよ。とても素敵な牡丹園の風景でした。
龍仙湖は穏やかな水面が広がっていますが、鯉たちも暖かな場所に寄り添って待機していました。観仙楼脇の「子福桜」は満開で冬牡丹との共演は見事です。見つける方は少なくご案内すると驚かれる方が多いですね。特に外国からのお客様は必ず写真撮影されますね「日本と桜」は離し難いコンビでしょうか
茶室の路地には、園内で最初に咲くと言われる青軸(白梅)が2輪、健気に頑張って咲いていましたよ。見つけてあげてくださいね。そして茶室には、ボタンの花が生けられて神聖な雰囲気が漂っています。有楽さんが好きだったと言われる有楽椿も茶室脇でそっと彩りを添えています。
虎の尾から大曽根の滝への散策は水墨画の世界へと誘ってくれ、雰囲気はガラリと変わります。滝の豪快な流れに身を引き締め、四睡庵へ…。周辺は、陽光に誘われてか、ミツマタや椿も咲き始めましたし、小鳥たちが食餌をする姿が目立つようになってきました。春の兆しもちらほら見え始めています。ゆったり・まったりの散策をお楽しみくださいね。
注1:氷の花ともいわれます。シモバシラの根から吸い上げられた水分が枯れた茎から染み出し、冷たい外気に触れて凍っていくことで作られます。(気温は氷点下)








ボタン園の片隅で咲くボケ
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