「半夏生 葉を白く染め 梅雨あがる(山口青頓)」夏至から数えて11日目を半夏生と言い、ハンゲというのは植物名で、この頃ハンゲショウの花が咲くそうです。また、梅雨は半夏生にあがるとも言われるようです(諸説あり)。
今年はコロナ禍の中で制約もありますが会員一同、力を合わせて作品作り、展示に取り組みました。細心の注意を払いながら、居合わせた人との繋がり、紡いできた歴史や経緯を考慮し、展示方法などにも工夫を凝らしました。当日は、ご来館された方の真剣なご協力のお陰でゆっくり観賞していただけたことは大変嬉しく心から感謝申しあげます。ありがとうございました。
【文化のみち二葉館】
福沢桃介の幅広い人脈、事業パートナーとしての貞奴、ステンドグラス作成の杉浦非水との関わりなど幅広く取り上げました。提示間隔もゆっくり開けて鑑賞出来るよう配置し、じっくり読みながら自分のペースで展示を味わって頂けているようでした。用意したクイズラリーを楽しみながら「あっ。ヒントがあった」と晴れやかな表情になる人、「もしかして○○○かな?」と正解を求める人・・、やんわりと「3館を巡ると完成しますよ、楽しんで下さいね」と3館巡りを勧める一コマもありました。足取り軽く「行ってきます」と出掛けて下さいました。きっと無事完成したと思いますよ。
【文化のみち橦木館】
橦木館の魅力や輸出用絵付けの陶磁器、東区の陶磁器産業の隆盛などの展示を行いました。広いスペースにゆとりを持って展示されており、数組が来館されてもソーシャルディスタンスはしっかり保たれ充分に堪能されていました。ここでは森村市左衛門の掛け軸に興味を持たれる方がおられ、座り込んでしっかり熟読されている姿は印象的でした。またダチョウに乗った「井元為三郎さん」は若い方に「珍しいねえ」と人気でした。前庭ではアジサイ、ハマユウがお出迎えし、花々は一服の清涼剤になったと思います。
【旧豊田佐助邸】
「グレートファミリー豊田家の人びと」と題して、モノづくりに燃えた人々の人脈、歴史を1階、2階の洋館で展示しました。大正ロマン漂う佐助邸に当時の人々が重なり和やかな鑑賞風景が見受けられました。文化のみち界隈もご理解頂き、展示作品を一枚ずつ味わいながら進まれる姿に感銘を受ける場面もありました。鑑賞後は佐助邸をゆっくり進まれる方が多く、今後の活動の励みになりました。
佐助邸展示の様子 | 橦木館展示の様子 |
佐助邸展示の様子 | 橦木館、熱心に見入る人 |
佐助邸、じっくり読みながら | 二葉館、クイズラリーに挑戦中 |
庭の花も応援?! | 公園では道案内・・・ |
コメント