第2回は6月2日(水)、「歴史の宝庫!ゆかりの人々&文化財」のテーマで開催されました。
- 第1話 尾張のダヴィンチ「陳元贇」とお畳み奉行「朝日文左衛門」を井澤昭雄氏。
- 第2話 徳川家菩提寺「建中寺」と無住国師「長母寺」を松浦房丸氏が講師を担当しました。
第1話
尾張のダヴィンチ「陳元贇」(500年前のレオナルドダヴィンチ)
明国の帰化人で元和年間、明の兵乱を避け日本に亡命。長崎→長州→江戸→尾張(義直に招かれ)へ。陳元贇の武術(拳法・柔術)・建築・書画・菓子・など多岐にわたるすぐれた功績が紹介されました。当会会員八木美枝氏が8年間にわたる研究により「元贇焼」を復元されたことを説明され、実際の「元贇焼」も配付されました。
<お畳み奉行「朝日文左衛門>
330年前東区の百人町で誕生。日記「鸚鵡籠中記」の内容、抄本たる理由や、「鸚鵡籠中記」から見えてくること、文左衛門の人生について分かりやすい説明がされました。
第2話
<徳興山建中寺>
尾張徳川の権威を示す壮大な菩提寺であること、文化財の説明と共に、総門・経堂・本堂など各位置の詳しい説明があった。その上、現在の建中寺の配置図を示しながら、実際に体験しているような工夫を凝らした説明をされました。
<霊鷲山長母寺>
無住国師が尾張漫才をつくった寺として知られる「長母寺」についても伽藍の配置図、人脈、文化財などについて詳しく説明されました。その後地図を片手に実地検分の味わえる楽しい説明がされました。
お二人の講師のそれぞれの工夫を凝らした分かりやすい説明が大変好評でした。