サクラの開花を数値化するのは難しいとか、それは木の1本1本が微妙に異なり、見る人の感じ方も様々であるからと。京の桜守の方は「ほころびかけてきた」「笑いかけてるな」という言い回しを使う・・と、新聞に掲載されていました。何と素敵な表現でしょう!!日本の国花でもあり、この季節になると桜ソングがあちこちから流れてきます。
 徳川美術館前のトウカイザクラは花吹雪(満面の笑み)、黒門の西側外苑のソメイヨシノは、にっこり笑顔、徳川園内ではしだれ桜が気持ちよく春風と戯れ(微笑み)、園内を一層華やかに演出しています。
 水温む龍仙湖では、鯉やカルガモが人々に微笑みをもたらし、小鳥のさえずりは、目線を上げてくれます。華やかなピンクのミツバツツジや鮮やかな黄色のサンシュユ、それぞれの春を満喫しているのを見つけながら、園内の“今”を味わって見ましょう。

 龍仙湖畔ではロッカクヤナギが芽吹き、花は咲いていますが、芽の美しさに隠れてあまり人目を引きません。池畔や路上で揺れている姿は春らしい風情で、そっと囁いているかのようですよ。湖面としだれ桜の共演は「百聞は一見にしかず」です。ホッと和む一瞬なのでしょうか、イスに腰を下ろして、のんびりと眺めておられる方が多く見えました。
 茶室へ向かう露地では、ツバキが濃い葉と澄んだ青空に映え、瑞龍亭前ではゴモジュが、にこやかにお出迎えです。ここからの眺めは絶景ですので、草木との対話を楽しみつつ、暖かい陽射しの中、静かなひと時を過ごされては如何でしょうか。

 初めてじっくり観察しましたが、もみじも花を付けています。知っていましたか?ちょっと感動です。新緑、紅葉とは一味違う趣で、可愛い笑顔を見せています。今年は「二葉葵(フタバアオイ)」が数カ所で可愛い花を付けています。初笑いでしょうか? “おちょぼ口”で見過ごしてしまいそうですが、足元あたりをじっくり観察してみてくださいね。思いがけずワクワクの瞬間と出会えますよ。

 大曽根の瀧周辺では、フッキソウやシキミが可愛い花をつけて、優しい笑いで道案内をしてくれます。♪春のうらら〜〜の・・♪と歌われる川のせせらぎは、心癒される空間を作り出しています。ガイドの途中で「落ち着きますね」と歩を緩める方が多いのも今だからでしょう。会話を楽しみながら、長閑な春の1日をご一緒に歩けるのもガイドの醍醐味でしょうか。
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☆毎週金曜日、13時〜15時30分(受付15時)まで園内ガイドを行っております。お気軽にお声かけください。

  黒門とソメイヨシノ   穏やかな湖面と競演
   オカメザクラ 桜二胡音楽会 魅せられて
    春風と遊ぶ?!    モミジの花は可憐に
フタバアオイは春陽と遊び・・  桃太郎ツバキは人待ち顔