桜みちまつり報告

「桜咲く 前より紅気 立ち込めて(山口誓子)」      
 例年と比較すると開花は少しゆっくりで、俳句の如く今は咲き始めです。華やかな桜を待ち焦がれた皆様は、ちょっと戸惑われたようです。道ゆく人に見頃は?と幾度か尋ねられました。春光の柔らかな風を味わいながら、かわいいピンクの花々との会話やシャッタチャンスを探して楽しんでいました。総意工夫された展示やイベントに挑戦する家族連れ、ゆっくり散策される人、数輪の桜にカメラを向ける人たち、それぞれの春を満喫されていました。様々なことを思い出すよき日となったことでしょう。

穏やかな日差しの中で開催された桜みちまつりは、みなさんの“ワクワク感“がヒシヒシと伝わり、待望の時季だったと感じられるのが印象的でした。

二葉館和室では、「子どもの桜の絵コンクール」の絵画が展示されていました。家族、お友達との会話に素敵な笑顔が溢れていました。投票も積極的にされていましたので今後の励みにつながることでしょうね。

桜の風車のワークショップは行列のできる程の盛況でした。熱心に取り組む姿に感動です。

一方、ゆっくり館内を見学される方は、貞奴さんの自筆(お雛様)の羽織や当時に思いを馳せ大正ロマンを満喫されているようでした。

橦木館では愛知商業高校(愛商)と金城学園の生徒による展示が和室で行われていました。丹精込めた作品にじっくり見入る方も多くみえ、若者らしい勢いのある作品に新たなエネルーを貰いました。

金城学院の展示では、懐かしい制服や歴史が鑑賞出来、ジッと見入る方々からは微笑ましい会話が交わされ、時には笑い声も聞かれました。きっと沢山の思い出が詰まっているのでしょうね。

山吹谷公園では縁日のシーンが再現され、競技に一喜一憂しながら子どもたちの挑戦が続きました。人数制限の中、歓声が時々あがり、大いに盛り上がっていました。

今回の最大のイベントは山吹小学校のこどもと地域の方々の共催、「チコちゃんに叱られる」の「子どもみこし」の曳航でしょう。お揃いのはっぴで力を合わせて一所懸命頑張っていました。

オオカンザクラの桜並木も間も無く見頃を迎えることでしょう。時おり散策の足を延ばし、開花状況をお楽しみ頂くのも良いのではないでしょうか?楽しみ方は「みんなちがって みんないい」ですものね。春風と戯れられてみてはいかがでしょうか。

子どもの手作り「おみこし」 力をを合わせて曳行
貞奴の手描きの羽織 桜の絵画コンクール展
橦木館展示(愛知商業高校) 金城学院新旧制服展示
縁日は距離を取って開催 日毎に花数は増えて・・

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