7月7日は七夕、園内には可愛い園児たちの願いごとが書かれた短冊が飾られ、そよぐ風に揺れています。そして「小暑」でもあり、本格的な暑さの始まる頃だそうです。雨のしとしと降る中・・・木々の淡い、濃い緑が、目に優しく映り、ゆったりとした時間を提供してくれます。来園された方から「暫くここでゆっくりしていたいですね!」の言葉が発せられ、喧騒を離れた庭園が、心に豊かさを与えてくれることを実感しました。
この徳川園、尾張二代藩主光友が隠居屋敷として造営した大曽根屋敷が起源といわれていますが、13万坪もあったといわれる往時、光友もそんなゆったりとしたひとときを過ごしたのでしょう。龍仙湖に於いては、16挺立ての舟を浮かべて、趣向を変えて遊ばれたと伝えられています。
足元に目をやれば、夏至の頃に咲くといわれる半夏生(注1)が、鮮やかなコントラストで目を楽しませてくれます。春先の華やかさはありませんが、落ち着いた風情が、ここを訪れる人の心を癒してくれます。
最近のことですが、「尾張徳川家大曽根邸/明治末期の風景」のパネルを見つけました。黒門から入り、徳川美術館に向かう途中の右手(メーグルバス乗り場への道)にあります。ゆっくり散策していますと、思いもかけない発見があるかも知れません。そぼ降る雨の中、徳川園で初夏を楽しんで下さい。

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黒門(三間薬医門) 大曽根邸の変遷
CIMG3633コムラサキシキブ花縮 CIMG5452半夏生
コムラサキシキブ 湖畔で咲く半夏生
ナデシコと石 CIMG3638七夕
そっと寄り添うナデシコ 京都、二条城庭園風 七夕飾り

注1:今年は7月2日、雑節の一つで夏至から11日目のことをいう。この頃花を付けるからという説、葉の一部が白くなり花より目立つので、半化粧と言われる等と、諸説あるようです。