徳川園のこのごろ

柔らかな陽ざしと春風が、園内をキャンパスにして、水彩画を描き始めました。龍仙湖畔では、新緑をバックにロッカクヤナギが静かに揺れ、鯉と戯れています。また、ボタンまつり(4月11日(土)〜4月30日(木)まで)の始まった園では、55種1000株が、白・ピンク・赤・紫色・・と、彩りと気品と華麗さを競っています。さすが「花の王」、見る人の目を釘づけにしています。現在は5分咲きくらいですが、程なく豪華絢爛なその姿で多くの人を魅了するでしょう。
「立てばシャクヤク 座ればボタン 歩く姿はユリの花」とは女性の美しさを形容する言葉ですが、シャクヤクはすらりと伸びた茎の先端に付ける華麗な花で、ボタンは枝分かれした横向きの枝にあでやかに付ける花で、ユリは風を受けて揺れる風情が美しいことからと言われています。
「牡丹花は 咲き定まりて 静かなり 花の占めたる 位置のたしかさ(木下利玄)」と詠まれるように、丁度美しい女性が座っているようだから、座って見るのが一番美しいから・・など諸説あるようです。そんなことを考えながら様々な角度から観賞してみると、また違ったボタンに出会えるかも知れませんよ。園内に溢れるグリーンシャワーを浴び、種々の花の香りに浸りながら、散策されてみては如何でしょう。(諺辞典参照)
※当会では、毎週金曜日13時から15時まで園内ガイド(無料)を行っております。お気軽にお声かけ下さい。

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奈良時代に渡来・・・ 上品な佇まい
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風雅に 気品に満ちて
CIMG2509シャガの群生 CIMG2494ドウダン
シャガの群生 大津垣に寄り添って
東区文化のみち ガイドボランティアの会

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