三寒四温・・の言葉の如く、春への装いも急ピッチで園内は心なしか華やいできたようです。今年は園内各所に飾られた花餅(注1)とお雛様が早春の園を優しく案内してくれ、例年とは違う雰囲気になっています。
里山への散策道では、水仙の群生と早春の花マンサクが競っていますし、四睡庵周辺では幾種かの椿が目を楽しませてくれています。時には四睡庵の窓から、じっくり珍しいツバキを愛でてみてはいかがでしょう。
龍仙湖周辺では、思いがけない出会いがあるかも知れません・・・。穏やかで暖かな日には、住所不定??のカワセミも来園して活躍します。湖面に描かれる一瞬の波紋!この鳥の特技を観賞するのも一興かも知れません。西湖堤辺りに飛来していることが多いようで、お見事の一語につきます。
瑞龍亭へと歩を進めますと、紅白のウメやゴモジュ、有楽ツバキがお出迎え、瑞龍亭で一服しながらの眺望も優雅なひとときとなることでしょう。瑞龍亭(お茶室)は貸出も行っておりますので、呈茶を楽しみながらの園内観賞は格別ではないでしょうか。日増しに暖かさを増す陽光に、また普段は気づかずに通り過ぎてしまう足元の草花の息吹に、待ち焦がれた春を実感してみて下さい。
自然の営みの確かさ、素晴らしさを体感できるかも知れませんよ。ただ関守石(注2)等が置かれた場所には入らないでくださいね。
マンサク | アセビ | 天が下 |
有楽椿 | オウバイ | ミチシルベ |
茶席から有楽灯籠 | 関守石 | カワセミ・・一休み |
注1:選定された六角柳を使用した手作りのもの
注2:日本庭園や神社仏閣において、立ち入り禁止を表示するために 用いられる石。
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