啓蟄も過ぎ、虫たちも地中での活動を地上に変え蠢きだすのでしょうか。小鳥たちの動きも何となく活発化して見えますし、樹木の先端も赤みがかり芽吹きの準備を整え、今まさに自然界は実質の春を待ち焦がれているようです。
例年お伝えしている散りツバキ(東区百人町、注1)も見ごろで、建中寺の梅は鐘楼との見事なコントラストを作っています。東橦木公園にある河津桜の1本(3本ある)は満開で、道行く人々の目を釘付けにしています。また市内で最初に見られるという、東区の桜並木(注2)でも大寒桜がピンクの可愛い花を付け始め、寒緋桜も蕾を緋色に染め大きくなっていました。住宅街の塀越しにも、椿、梅、四季桜などが見られます。鮮やかな彩りを、カメラマンがチャンスを逃すまいと狙っていました。
春は黄色の花から始まるともいわれますが、マンサク、キブシ、オウバイ、サンシュユ、タンポポなどの色巡りも楽しいかも知れませんね。
通りすがりに出会った方の、「この新芽の美しさが春そのものですね」の言葉が、凄く新鮮に思えました。ふと地に目を落とせば、枯れ草の下から芽吹きが見られ、季節をしっかり捉える、自然の営みの逞しさと確かさに驚かされました。
当会では、定時ガイド、依頼ガイド(お客様のご要望に合わせて東区内をガイド)を行っております。詳細は「ガイドについて」をご覧ください。
春黄金花(サンシュユ) | 河津桜 | 鐘楼と紅梅 | 塀越しにご挨拶? |
木五倍子(キブシ) | 散り椿 | 大寒桜 | 寒緋桜 |
注1:個人のお宅の玄関脇ですので、静かにご覧ください
注2:東区泉2〜3丁目から古出来町通りを超え北側までの南北の道路
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