来る11月3日(木、祝) “歩こう文化のみち 第17回”が開催されます。秋の恒例行事として認知されてきたのか、その都度の企画を心待ちにされ、普段は見られない貴重な文化遺産との出会いを期待されたり、スタンプラリーで楽しもうか・・と参加の形はさまざまですが、日が近づくにつれ関心は高まっているようです。
当会は、展示作品の充実を図るべく準備をしており、今までと一味違った観賞をお楽しみいただけるかと自負しております。一つは、会を立ち上げてから節目の15周年、今までの展示に加え、東区の見所や活動の様子を見て分かるパネル展示をします。
二つは、旧豊田佐助邸は、建築年の異なる洋館(大正5年)と和館(大正12年に増築)からなる「和洋併置型」の建物ですが、洋館は今年が築後100年目にあたり、その記念としての作成に取り組みました。建築技術の素晴らしさや、邸宅の特徴を一つひとつ丁寧に辿ることで、豊田家の人びとの知られざる一面を垣間見られることもあるかと思います。新たな発見もあり、また専門家の方のお話しから意外な事実が判明し、驚嘆する場面もありました。さまざま書物・文献と接するうちに、一段と魅力を増した豊田家の人びとの人柄や業績、更には、匠の技の詰まった建物での発見が興味を募らせ、お楽しみいただけるのではないかと思います。当日は是非皆様方との素敵な出会い、楽しい会話、そして学び合いが出来る事を願っています。初めての方も、そうでない方もきっと楽しいひとときをお過ごしいただけると思います。
当日は全館のガイドも行っておりますので、お気軽にお声かけ下さい。 “こんなこと知ってるよ”、“あんなこともあったんだよ”などなどのお話しもお聞かせ下さい。次世代に繋がる貴重な財産となることでしょう。小さな「話」から「和」の場へ、そして大きな地域の「輪」へと繋がることでしょう。時にはゆったり、まったり静かな時を過ごしてみませんか。お待ちしています。
今年の企画は? | 100年の時を刻んで |
ガイドの様子(昨年) | 佐助邸展示(昨年) |
白壁ロード(主税町記念聖堂) | 佐助邸和室では尾張万歳も・・ |
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