東生涯学習センター講座の、なごや学『名古屋レトロ建築物の魅力』が開催され、当会も7月4日、11日(木)の2単元を担当させていただきました。
 初日の単元では、清須越しを起点とした名古屋の歴史から見た文化のみちを紹介、橦木館は大変珍しい和洋折衷型の建物であることを映像によって説明し、次回、散策時の手がかりになるようお話ししました。
 2回目の単元は、青梅雨(あおつゆ)の中、二葉館、橦木館、佐助邸、白壁ロード、教会、更には陶磁器産業ゆかりの地、近代建築の粋を集めた名古屋市市政資料館の豪華な見学会となりました。江戸・明治の時代から脈々と紡がれている貴重な遺産の宝庫です。受講生の皆さんと楽しい時間を共有しました。

 もとより歴史や建築物に興味を持たれる受講生ですので、1回目の講座では、映像を食い入るように見られる姿が印象的でした。この真摯な姿に、説明する側も一層熱が入ったようです。この熱い雰囲気は、2回目の現地学習での説明に大きな励みになっていました。
 2回目は生憎の天候で傘の花咲く散策となりましたが、梅雨時の学習としては風情があって良かったのではないでしょうか。受講生の学びに対する熱意がガイドにも伝わり、熱心に対応しているように見えました。時折微笑ましい情景や笑い声は見られましたが・・・。

 二葉館では館内のステンドグラスやその意匠に感嘆の声が上がり、大正ロマンを満喫されていました。
 橦木館は外観と庭からのガイドでしたが、折から降り注ぐ雨は静寂と哀愁もあり、まさに日本情緒を味わうことの出来る絶好の環境であったのではないでしょうか。
 旧豊田佐助邸は、もちろんトヨタの創始者「豊田佐吉」の弟「佐助」の旧邸宅で、和洋設置型建築を現在も当時(大正)をそのまま残す貴重なものです。今回は建築物の散策ということで、外観からじっくり観察、観賞していただきましたが、懐かしい空間を実体験していただけたようでした。

 「名古屋市輸出陶磁器産業ゆかりの地」銘板説明に、「えー、そうなんだ」と驚嘆の声が幾度となく漏れてきました。現在との比較を思い描いてみえるようでした。
 最後はネオ・バロック様式を基調とした、一際目立つ建物の市政資料館です。「ここが名城公園って知ってましたか?」の問いかけには「えっ!?」と姿勢を正され、ガイドの説明に集中される姿が印象的でした。

 当会では、このコースでの依頼ガイドも行っております。詳細はガイドからお進み下さい。

     真剣な眼差し    丁寧なお話しが・・
  大正ロマンに包まれて    スペイン瓦の屋根
  青梅雨の中を颯爽と?!   庭には傘の花(佐助邸)
    旧豊田利三郎邸    色調の対比が美しい