「東区文化のみちガイドボランティアの会」が名古屋市東区「文化のみち」の魅力を紹介します
ブログ

徳川園の花

徳川園のこのごろ

 3月の異称は弥生、その他にも夢見月(夢見草は桜のこと)、桃月、花見月などその月に咲く代表的な花が季節の呼び名になることも多く、その彩りも黄、白、赤、ピンク等と豊富で待ちかねた春を謳歌しています。

 今、徳川園西側の道路沿いはハクモクレンの並木が見頃を迎えていますし、園内は、芽吹き始めた草木の淡い緑、その間を軽やかに行き交う鳥たちの鳴き声が彼岸過ぎの暖かい庭園を作り出しています。来園者の方々の“今日はゆっくり散策したいわ”の声に、自然の持つ魔力の凄さに敬服するばかりです。

 里山のウメやモモ、アンズの開花が、今年はゆっくりで心配しましたが、やっと咲き始め里山も鮮やかさを増し春色に染まり始めました。

 大曽根の瀧は・・来園の方から「何故か水の音を聞くと落ち着きますね」と言われることが多く、心を和ませる魔法の響きを持っているのでしょうか。

 今はまだ木々は眠りから覚めたところで、瀧そのものを楽しんでいただける絶好の時期ではないでしょうか。新緑に覆われた瀧、秋の紅葉とのコラボレーションも素敵ですが、是非“瀧”本来の水音の作り出す協奏曲をじっくり聞いてみるのも乙なものではないでしょうか。

 川沿いを進むとタイツリソウ、フッキソウが足元を彩っていますし、龍仙湖では、鯉が元気に泳ぎ始め、散策の人の声や影に反応して一斉に餌をねだり?に集まります。
 湖面の温度が上がり、鳥も羽根を休めに遊びに来ています。不思議と種類の違う鳥同士の遊ぶ姿も見られ、いよいよ活動開始です。

 光悦灯籠の傍らではシュンランが周囲と同化して静かに咲いています。見つけて下さいね。
 ボタンの蕾も膨らみ始めましたし、オウバイ、ジンチョウゲ、ウメ、マンサク、何故かお客様が「こんな色ってありましたっけ?」と不思議がられる真っ赤なボケなどが咲き、この周辺が今一番の見所です。

「春来草自生(注1)」の言葉もありますが、「・・・時が来れば必ず花は咲く」という意味だそうです。毎年殆ど時期を違えぬ自然の営みには脱帽です。

    天に向かって  先ず咲くから・・マンサク
    ほのかな香り      真っ赤なボケ
 春を告げて咲くミツマタ  あでやかにタイツリソウ
    シュンラン   可憐なフッキソウ

注1:禅語「春来たらば 草自ずから生ず」

徳川園のこのごろ

 今年も残すところ数日となりました。今年の干支「丙申」は形がはっきりする、地が固まる年なのだそうです。そしていろんな意味で「変革の年」とされているとのこと・・「えっ!そうだったの」と改めて今年を振り返ってみました。 課題になっていたHPの刷新に取り組みました。HP作成当初からご指導いただいている、名古屋大学の先生や学生さんの専門知識、適切な助言を得て、まさに変革の年とすることが出来ました。「あっ!変わったね」「分かりやすくなったよ!」のお声かけは何よりの励みになりました。偶然の一致でしたが、ちょっと驚きです。そして来年の「丁酉」は「実る」また、「果実が極限まで熟した状態」をいうとか、ものの本に記されていました。当会の「実り」を信じて一歩一歩着実に進みたいと思います。

 今年の締め括りは、来たるべき厳冬への準備を済ませ、新年への備えも整った徳川園を散策してみました。晩秋の風物詩でもある菰巻・・・ソテツには京都・東京・名古屋各所の特徴ある菰巻が龍仙湖に風雅を添え、また松も昔ながらの手法で腹巻きのように菰巻(注1)が施されていました。
 そして黒門には恒例の徳川家康に因んだ門松(注2)が今年も悠然と構えています。龍門橋も新年を迎えるための衣装直し(塗り替えられた)を済ませ、黒門口、瑞龍亭、四睡庵には、紅白の花餅が華やかな彩りを添えています。木の根元では楚々と吉祥草がさき、水仙、寒椿、椿、サザンカ・・が目を楽しませてくれます。水辺ではマガモやカルガモが羽を休め、慌ただしい師走に、ここだけはそんな風雅な様子をしばしの間、眺められました。
☆徳川園は12月29日から1月3日まで休園。但し、1月2日(月)は開園(注3)。冬ボタンまつりや新年の企画をして皆様のご来園をお待ちしています。

 今年1年お付き合いいただきありがとうございました。皆様どうぞよいお年をお迎えくださいますようお祈りしております。来年も引き続きよろしくお願いします。

cimg6612%e9%96%80%e6%9d%be cimg6623%e9%be%8d%e4%bb%99%e6%b9%96%e3%81%a8%e8%8f%b0%e5%b7%bb
   門松がお出迎え   冬の風物誌・・菰巻
cimg6701%e7%91%9e%e9%be%8d%e4%ba%ad%e8%8a%b1%e9%a4%85 cimg6709%e5%9b%9b%e7%9d%a1%e5%ba%b5%e8%8a%b1%e9%a4%85
   瑞龍亭待合(花餅)      灯籠と花餅
cimg6642%e3%82%b5%e3%82%b6%e3%83%b3%e3%82%ab cimg6705%e6%a4%bf%e3%81%a8%e3%82%b8%e3%83%a3%e3%83%8e%e3%83%92%e3%82%b2
   彩りを添えて   椿とジャノヒゲ
cimg6638%e3%82%ad%e3%83%81%e3%82%b8%e3%83%a7%e3%82%a6%e3%82%bd%e3%82%a6 cimg6717%e3%82%ab%e3%83%a2
  足元で静かに    水面に映えて・・

注1:薬を使わない害虫駆除の方法     
注2:こちらからご覧ください
注3:詳細はこちらからどうぞ

徳川園のこのごろ

 日本各地から色鮮やかな紅葉の便りが発信されますが、紅葉とは葉にとって散っていくための準備のようです。紅葉の盛りに、色づいた葉が、ハラハラと散る・・・その風情を「紅葉(もみじ)且つ散る」というのだそうです。 
 徳川園は、今、正にその姿が園内のあちこちで見られます。青空に透ける赤・橙・黄・緑・・・、そして複雑な色合いが人びとの目を楽しませ、思わず手に取ってしまうほどの鮮やかさです。

 そんな華やかな彩りの中、薄桃色の可憐な「子福桜」が花を付けていたり、サザンカや寒椿が遠慮がちに咲き始めました。立ち止まってゆっくり眺める人、家族写真を撮る人などなど、園内は夕暮れとともに賑わいを見せておりました。この日は、夜間開園(27日で終了)が開催され、老若男女が点灯の瞬間を待ちわびておりました。そして点灯されたほのかな灯りは幽玄の世界を作り出し、見事なまでの光のコラボレーションに感嘆の声が上がっていました。
 今年は瀬戸市立祖母懐小学校児童の「陶の灯り」の作品が温かく足元を照らしてくれていました。ホッと和む傍らで、一つひとつを鑑賞しながらの談笑される姿が、平穏と平和を象徴しているようで、とても印象的でした。

 昼夜を問わず湖面に描かれる芸術作品は、人びとを郷愁の世界へと誘ってくれます。園内各所で見られる照り映える照紅葉(てりもみじ)を眺めながら、去りゆく秋を楽しんで下さい。
 当会では、毎週金曜日13時から15時30分(受付は15時)定時ガイドを行っております。お気軽にお声かけ下さい。 

cimg6208%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%83%88%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%88 cimg6149%e9%be%8d%e9%96%80%e6%a9%8b%e3%81%8b%e3%82%89
    趣の薄紅葉     水との競演
cimg6193%e6%b0%b4%e9%9d%a2%e3%81%ab%e3%82%86%e3%82%8c%e3%81%a6 cimg6187%e5%ad%90%e7%a6%8f%e6%a1%9c%e3%81%a8%e7%81%af%e7%b1%a0
     自然の美   子福桜も一役かって
img_0275%e7%81%af%e3%82%8a%e3%81%ae%e6%bc%94%e5%87%ba img_0301%e6%9a%96%e8%89%b2
   幽玄の世界へと    暖色の「陶の灯り」

 

徳川園のこのごろ

 清涼を求めて庭園内をゆっくり散策してみました。この日は丁度、人前結婚式も行われ、お福分けを戴けるという幸先の良いスタートとなりました。
 瑞龍亭近くでは、鹿威しやつくばいなどから流れ落ちる澄んだ水の音に癒され、茶室から一望できる龍仙湖、緑地保全地区の風景は、水彩画を思い出させてくれ、贅沢な寛ぎのひとときを作ってくれました。
 龍仙湖では水辺で戯れる鳥と錦鯉の動、スイレンの周りを静かに揺らす波の静、夏休みの最後を楽しむ子供の歓声があたりに響き渡っていました。そして里山ではスイフヨウが太陽に向かって大きく咲いていました。スイフヨウは、朝に白く咲き、時間とともにピンク色に変化し、夕方から翌朝にかけて赤くなって花を終えます。その色合いの変化は“酔っ払っている”ように見えることから酔芙蓉(スイフヨウ)と呼ばれています。
 大曽根の瀧から虎の尾に進むと、いつもは気づかない所から、チッチッチッ、ジィージィーと鳴く虫の音、遠くの瀧から流れる水も、この辺りではサラサラと流れるせせらぎに変わっています。街の喧騒を忘れ思わず足を止めてしまう、至福のひとときを過ごすことも出来ます。行き交う人々との自然に交わされる挨拶や「この花は何?」「静かね、心が休みますね!」と、会話を楽しみながらの散策もなかなか良いものですよ。訪ねた日は丁度雨の降った後でしたので、「足元に気をつけて!」の気遣いの声が交差する、嬉しい一コマもありました。
 虎仙橋には枝垂れアサガオが風に揺れていましたし、園内のあちこちで鉢植えの色とりどりのアサガオがお出迎えしてくれます。時にはゆっくり、じっくり味わいながらの初秋の散策も乙なものだと思いますがいかがでしょうか?
☆毎週金曜日13:00〜15:30(受付は15:00)まで、定時ガイドを行っております。お気軽にお声かけ下さい。

@CIMG5398湖面に茶室 @CIMG5383光悦灯籠とつくばい
水面との競演 光悦灯籠とつくばい
@CIMG5382スイレン鯉 @CIMG5374水辺
紋様を描いて 水音が心地よく
@CIMG5365スイフヨウ CIMG5408虎仙橋
穏やかな朝に・・ 静寂
@CIMG5394アサガオ鉢 @CIMG5298枝垂れアサガオ
一服の涼!? ゆるやかに揺れながら

徳川園あれこれ 銘板を訪ねて

高村光太郎“新緑の頃”の一節に「5月、6月の日本列島は隅から隅まで濡れて出たやうな緑のお祭・・」というくだりがあります。園内は萌え立つ新緑ばかり、まさに万緑の世界です。渡る風が次々と描く波紋、大曽根の瀧や龍門の瀧、虎の尾を流れるせせらぎと、負けずに躍動する水、緑と水の競演で最高のおもてなしをしてくれます。思いっきり深呼吸してみるのも良いのではないでしょうか?
龍仙湖では、今年孵ったカルガモの雛が、鯉と戯れたり、湖面を元気よく泳ぎまわり、来園者の方々の目を奪っています。「かわいい〜」の声にあっという間に人だかりが出来ています。最初は11羽いた雛も今は1羽しか見つけられません。大自然の厳しさを見せつけられるようでもあります。せめて、この1羽が元気に育つことを見守りたいと思います。薫る風、目に染みる新緑、そちこちからの水の音・・名跡、徳川園の今をお楽しみ下さい。

今回は、黒門から広場周辺をのんびり散策してみました。蝶、蜻蛉も初夏の空を舞っている、その視界に銘板が入ってきました。注目していないと通り過ぎてしまいそうですが、メーグルバス停に向かう道路脇に設置されています。明治以降の大曽根邸の変遷を伝えています。当時あったユウカリの木は今も蓬左文庫西南の角に残り、時代の移り変わりを今も見守っています。
蓬左文庫(注1)のエントランスホールは登録有形文化財(建造物)ですが、見学することも出来ます。書架は15000冊の古典籍を所蔵し、検索・閲覧することも出来ます。ここでは、過去から現在への変遷を文字で示してくれますよ。

☆当会では、毎週金曜日の午後1時から3時半(受付は3時)まで、定時ガイドを行っております。お気軽にお声かけください。

CIMG4248 CIMG4242新緑と瀧
彩りを添えて 苔も一役
CIMG4325  CIMG4300
鯉と仲良し? 親鳥に守られて
CIMG4157 CIMG4236
尾張徳川家の歴史が・・・ 蓬左文庫

1 2 3 11 »

開館日とガイド実施時間

◆旧豊田佐助邸
月曜日休館(祭日が月曜日なら翌日)
開館時間: 10:00~15:30
ガイド常駐日:火、木、土
◆文化のみち二葉館
月曜日休館(祭日が月曜日なら翌日)
開館時間: 10:00~17:00
定時ガイド: 火、木、土
10:45、13:20の2回
30~40分
◆徳川園
月曜日休園
開園時間: 9:30~17:30
定時ガイド: 金曜日
13:00~15:30

投稿月別記事

PAGETOP
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.