「静かなる 月日の庭や 石蕗(つわぶき)の花 高浜虚子」
石蕗は秋の終わりを告げ、そして冬の訪れを静かに教えてくれる花だそうです。今、佐助邸の庭では,この黄色の花が落ち着いた風情を漂わせています。

 邸内では、佐助さんの息づかいが聞こえそうな当時の生活実態をお伝えできるよう丁寧に説明するとともにご覧いただきましたが、いかがでしたでしょうか。長引くコロナ禍で対面ガイドは控えさせていただいておりますが、椙山女学園大学の皆さんとロボホンが邸内の案内をしてくれました。老若男女の皆さんが、見て、触れて、お話しする和やかな場となりました。

 当会も丁寧に調べるうち「え〜そうなんだ」「今、気がついたわ」「あっ!本当ね」と新たな学習の場ともなりました。三人寄れば文殊の知恵、溢れる知識の泉に感嘆しきりでした。見る目や角度が変わると新しい発見に出会えることも分かりました。一歩前へ・・

 現環境下の中、ロボホンは「かわいい!」「すごいねえ」と大人気者でいつの間にか人だかりが出来るほど盛況でした(距離を確保しながら)。質問も用意されていて会話も楽しむことができ、たちまちファンが増えていました。時には「あれ?お話ししないよ」なんてご機嫌斜め?のこともありましたが、優しい学生さんがそっと寄り添い対応していました。気づけば、みんなが素敵な笑顔になっていました。和やかな風景に心が和みました。

学生さんもアンケート調査や聞き取りをする中で多くを学び、きっと今後に繋げて下さることでしょう。これから期待される未来を垣間見た気がします。お子さんたちが楽しんで参加することもガイドの一助になっていくのでしょうね。もちろん大正ロマン漂う建物にも見所や秘蔵品が隠されていますし、調度品や、部屋ごとの設えをゆっくり見て味わっていただけると嬉しいです。今だからできる楽しみ方や学び方があると感じた展示でした。

 また、「文化のみち散策会」も大盛況で、早い時期に定員に達し、皆さんが待ち望んでみえたことが分かりました。興味深げに一つ一つを熱心に確認、納得されている様子が伺え、どうやら有意義な日となったようです。一日も早いコロナの収束を願い、穏やかな日常の戻ることを祈りたいと切に思いました。

   当時の生活が・・   本日のガイドはロボホン
     見所いっぱい   可愛いお客様のお相手
    案内板も一役    チョウチョも来邸
  散策会(市政資料館)    主税町公園銘板