穏やかな春風と柔らかな陽ざし、小鳥の賑やかなえずりが春を告げています。前回お伝えした東区の桜並木も見ごろとなりました。東区の木「モクレン(ハクモクレン)」、オアシスの北側道路沿いでは寒緋桜、道端では、ハコベ、スミレ、タンポポ・・・が静かに咲いています。
でも、今年はなぜか椿がきれいに咲き競っているように感じ、目を留めることが多くなりました。桜並木通りの貞祖院で、三色椿(ご住職様も正式な名前は不明と)が見事に咲いていますし、境内でも珍しい椿が今を盛りと咲いておりました。ご住職様の好きな花でもあるそうですが、尾張徳川家でも椿の花が好まれたと、何かの本で読んだ記憶があります。ここは徳川家とも縁が深く(注1)目に見えない糸で繋がっているのかも知れませんね・・。
貞祖院の西側の塀の下は、墓石の台(性抜きされている)で造られていると教えていただきました。小鳥についばまれたと思われる落下した桜の花の道を進むと、そちこちに、まだ蕾の固い桜が見えました。この木も遠からず咲き、多くの人を楽しませてくれるのでしょう。
見事に咲き分け・・ | 境内で咲く軟風 | 庭石とコラボ | 塀の土台は? |
NHKセンタービル前 | オアシス北側 | 満開の桜並木 | 二葉館と桜 |
注1:貞祖院の本堂は天明の大火で消失。現在の本堂は、天明の大火で1棟のみ残った建中寺(尾張徳川家の菩提寺)の5代五郎太の御霊屋(ごれいや)を、天明7年に2代藩主光友御霊屋跡に移設、模様替えをし霊仙院(光友正室、千代姫)廟となし、明治5年に貞祖院に移築されたもの。(ひがし百年、文化のみちあれこれ参照)
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