徳川園のこのごろ「七夕まつり」

「七夕や ふりかはりたる 天の川(服部嵐雪)」
徳川園は改修工事(6/13〜6/30)を行なっていましたが、7月1日に綺麗に模様替えした新たな庭園として蘇りました。あちこちに温かなおもてなしの心が見られますよ。
7月7日は七夕まつりです。毎年恒例の七夕飾りが7月1日に設えられ、7月31日まで飾られますので、短冊に願い事を書いてみませんか?五色の短冊にはそれぞれ意味がありますが、吹き流しには魔除けの意味もあるようです。コロナの収束を願い短冊に願いを込めました。聞き届けてくれるでしょうか?

徳川園の七夕飾り(七夕竹)は冠木門と大曽根口に飾られています。これは、星の精霊に見つけてもらう目印なのだそうです。そして七夕飾りや短冊の五色にもそれぞれの意味があり、「青」は徳を積む、「赤」は父母や祖先への感謝の気持ち、「黄」は信頼、「白」は義務や決まりを守る、「黒」は学業の向上だそうですよ。あなたはどの短冊にどんな願いを込めますか。そんな楽しみも見つけてください。

園内は今、龍仙湖の睡蓮と蓮が人々の目を惹きつけています。そこは何時でも人だかりが出来て、ゆっくり眺める人、鯉との競演を楽しむ人、撮影ポイントを探す人など、湖面に静かに揺らぐ花々は癒しと活力の証でしょうか。睡蓮と蓮の違いを簡単に見分ける方法は何でしょうか。
①水面と花との距離
「睡蓮」は、ほぼ水面または少し高いところに花を付ける。
「蓮」は水面から茎を伸ばし高い位置に咲く。
②葉の形の違い
「睡蓮」は光沢があり切れ込みが入り、水の上に浮くように付く
「蓮」は、円形で水面から高さがあり、表面に艶がないなど。
じっくり見比べてみて下さいね。新たな発見があるかも・・。楽しみ方いろいろ・・ですよ。

園内を散策していると、かすかな香りの先にはユリの花が風に揺れて咲いています。スラリとした茎に凛として咲くユリは、見ているだけで清々しい気持ちになりますね。日本では古く、古事記や日本書紀にも詠まれ愛されていた花なのです。そんな「昔と今」を辿ってみませんか。皆さんを懐かしい時代へと誘ってくれることでしょう。

徳川園の再開園に際し、大須くるみさんの大須一門の皆さんによる「南京玉すだれ」の演技が7月1日から3日間園内で行われました。軽妙な語り口と妙技に大きな拍手が湧き上がっていました。自然の中で癒しの時間を持てたのではないかと思いました。今後も様々なイベントが企画されています。
詳細はこちらからどうぞ  https://www.tokugawaen.aichi.jp/event/index.html

短冊に願いを込めて 神秘的なハスの花
スイレンと鯉の競演!? 楚々と咲くスイレン
ほのかな香りが・・ キキョウも彩りを添えて
改装された木橋 南京玉すだれの演技

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